「自分の中のキラリと光る何か」を見つけ…たくなかったわ。切実に
みなさんにとって、「他人から聞くドウデモイイ話」ってどんな内容ですか?
私が認定する、新3大「ドウデモイイ話」のうちの1つは「私、何歳に見える? 」です
【残りの2つは「昔尖ってたオレの武勇伝」と「寝てない自慢」】。
とはいえ、いつの時代も実年齢より若く見られたいのが人の性。
けれど……
ついに私も、発見してしまったのです……
キラリと輝く、一筋の光を……
……そう。
……白髪です。
額の生え際付近で、ひっそりと、しかし確実に輝きを放っておられましたとも。
ああ……ついに来たか……
「自分の中に光るモノを見つけよう」って、今まで散々言われ続けてきました。
たとえば、就活の時とか……
けれど、人生において発生しうるすべての「輝き」が、おしなべて喜ぶべきモノであるとは限らないんですね。
身をもって学びました。
知らなんだ知らなんだ。
やはり長く生きているからこそ、理解できることってあるんですね……
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白髪多め家系の一員として、この世に生を受けてしまった私。
その頑強な二重のらせん階段を、今、この瞬間も超高速で駆け下りている私。
……現在、齢31歳。
そう。
言うまでもなく、ネバーエンディング白髪染めの日々がすぐそこまで迫ってきているわけで。
にもかかわらず、オシャレ目的のカラーリングを続けた結果……!
残りわずかな「カラーリング不要生活」を堪能することなく……!!
死ぬまで髪色にお金をかけ続けることになろうとは……!!!
こんなことならもっと早く、地毛に戻せばよかったのにね。
決断するのが、遅かった。
何もかもが、遅すぎた。
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イヤね、私ね、もともと白髪自体そんなに抵抗はなかったつもりなんですけど……
というのも、父と妹がゴリゴリの若白髪体質で、10代前半から真剣に悩んでいたのを知っているから。
彼らとほぼ同じタイプの遺伝子を持ち合わせている以上、私自身、いつ白髪が出現してもおかしくない運命にあることは自明の理……
そもそも一切白髪に悩むことなく10代20代を過ごせた自分の境遇自体が、決して当たり前のことではない、類稀なことであると常々感じておりました。
ちなみに父曰く「今となっては白くなるモノがあるだけ羨ましい」そうだ。
でもね、今回の場合はね……
「若」白髪じゃないから。
髪という名のフレームに縁取られた、作品そのものが違うわけです。
ティーンエイジャーとは、もう何もかもが違うわけです。
嗚呼、時の流れに身をまかせ辿り着いた、貫禄たっぷりの絵画【顔】。
ソコに華を添えるのは、日々輝きを増すこの額縁【白髪】……か……
たった一筋の「輝き」が、これほどまでに人を老けさせるとはね。
白髪1本【体言止め】。
我々人類にとって、これほどまでに小さい質量で多大なる精神的ダメージを与えうる存在があったであろうか。いやない【からの反語表現】。
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いやさ。
でもさ。
にしてもさ。
……ちょっと早すぎません!?
確かに「若」白髪ではないことは認めますけど、「老化」による白髪にしては早すぎますよね!?
ね、ね、ね、ね!?
誰か、どなたか、「そうだ」と言って!!!!
30代前半にして、白髪染めやむなし…か……
地毛で過ごすことはおろか、「アッシュグレー」「ピンクベージュ」「ミルクティーブラウン」……そんな女子力高めのイケてるカラーに手を出すことすら、もう諦めざるをえないのか。
かなしみ。
……❤︎feat.まるこさん(id:rie1122)❤︎
まるこさん、パクってすみません!
けどまぁ、そんな急には白髪って増えませんよね(と思いたい)。
しばらくの間は人生最後の地毛ライフ、楽しみたいと考えている次第です。