お詫びとこのブログについて【病気の話をブログに書くということ】
急に改まってしまい、申し訳ありません!
8月12日のエントリーにつきまして、一部加筆いたしましたことをお許しください(一度読んでくださった方を改めて誘導するほど大した追記はございませんので悪しからず)。
このブログには病気カテゴリーを設けていますが、こういったテーマの文章を書く際には、普段以上に注意深い配慮が必要だと常々感じています。
実はブログを始めてから1ヶ月ほどは、摂食障害(以下「病気」と表記します)の話を書くことを躊躇していました。
なぜかというと、このブログは「闘病ブログ」ではないからです。
このブログが最初から病気を表題に掲げ、似た境遇の方に向けたものであるなら、どんどん病気のことを書くべきだと思います。
ただ、私は病歴を一切明かさずにブログを開設しました。
ですから本当にありがたいことに、同じ病気の方も、そうでない方も含め、色々な方が読みに来てくださっています。
ただ、色々な方が来てくださるということは、まだあまり病気に深入りしていない、けれどほんの少し足を踏み入れている……そんな不安定な段階の方も、もしかしたら読んでくださっているかもしれないということです。
こういう表現は同じ病気の方にしか伝わらないとは思いますが……
「こういう症状に苦しんでいた」という内容を書くことで、「そういう方法があるんだ」と知り、あえて悪化する道を選択してしまう方がいらっしゃるかもしれない。
情報に救われることもあれば、情報が悪化の引き金になってしまうこともあるのがこの病気のちょっと特殊なところです。
ですから私も、度を越して生々しい症状やあまりにも具体的な経験などをこの場に記すつもりはありません。
けれど、こんな影響力の小さなブログで病気の話題を控えたところで、その「地雷ワード」を検索すればネット上にはたくさんの情報が出てきてしまうのが現状。
ネットの世界以外にも、情報は溢れていて。
「私の書く文章が誰かの助けになる」なんて、そんな大それたことは考えていませんし、「こうしたら治るよ」なんていう画期的な情報も、私は持ち合わせていません。
ただ私自身、長い闘病生活の間には、膨大な文献や資料、そしてブログを必死で読み漁り、できるだけ多くの体験談や治療例を探し求めていた時期があります。
今、症状が寛解した自分の情報を事細かに伝えることが、現在苦しみの真っ只中にあるどなたかの役に立つ……とはいかないまでも、何かしらのヒントになるなら……
そんな気持ちで、ポツポツと病気のことを書くようになりました。
けれど、もちろん病気のことは私側の事情なわけで。
同じ病気の経験がない方に対して、そんな個人的な事情を「配慮してください」なんて図々しいことを言うつもりは毛頭なくて。
むしろ同じ病気でも、私とはまったく違う考え方を持つ方もたくさんいらっしゃって。
ただ、「中にはこういう考えを持った人間もいますよ」ということを、興味のある方に読んでいただけたらな……という、ただそれだけの気持ちで書いています。
今後もこのブログを闘病ブログにするつもりはまったくありません。
基本、どうでもええことをどうでもええ文章とどうでもええイラストでどうでもええ感じに綴る……
そんな、どこにでもある凡庸なブログです。
たまに重い話、真面目な話がひょっこり顔を出すことをご理解いただきながらも、くだらない話題に日頃からお付き合いくださる……大好きな読者様。
重い話、真面目な話を求めてくださっているかもしれない……今、この瞬間も、かつての私と同じように苦しみ、泣いているかもしれない……そんな方。
そして、もちろん「定期的に読むほどでもないけど、ちょっと目にとまったからしゃーなし立ち寄ってやったぜ! 」という方々も。
みなさまに支えられながら、今後も楽しくブログを書いていけたらと、そう考えています。
こんな私ですが、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。