「イケてる女子グループ」が妬ましかった話【小学生編】
注)今回かなり文字数多めです。
お時間のあるときにお付き合いくださいませ……
〈名前〉
イケてる女子代表「麗欧菜ちゃん」
イケてない女子代表「アラサー不美人【私】」
小学生なので「アラサー」じゃないけど(笑)
同じ団地の中に、大通りを挟んで「北小」「南小」という2つの小学校がありましてですね。
私は「北小」に在学していたわけですが、小4の時に転校してきたのが「南小」から来た「麗欧菜(れおな) 」ちゃん【仮名。けど、かなり再現性の高い仮名】。
いやー、あのときの衝撃といったらもう。
そもそも「麗」って漢字を生まれて初めて見たのですが【小4やから許して】、こんなに「うるわしさ」の視認性が高い文字がこの世にあったなんて……と、感動すら覚えました。
可愛すぎかΣ\( ̄ー ̄;)
ハイカラすぎかΣ\( ̄ー ̄;)
生まれて2週間【出生届けを出すタイムリミット】で差つきすぎかΣ\( ̄ー ̄;)
1994年当時。
おそらくその後一世を風靡する外国人風ネーム【「キラキラネーム」にはまだ至らない】の走りだったのではないかと思います。
今となっては揶揄されがちですが、ほんまもんの美少女がそういう名前だと、本当に本当に可愛いんですよね。
歳をとったときのことも考えて……とは言いますけど、アラサーとなった今もなお、彼女は「ザ・麗欧菜ちゃん」です。
おそらく麗欧菜ちゃんは70代になろうと90代になろうと、横文字ネームに恥じない歳の取り方をしていくことでしょう……
〈ヘアケア〉
イケてる女子代表「SPEED、PUFFY、dos」など
イケてない女子代表「アラサー不美人【私】」
嗚呼、麗欧菜ちゃん……
ゆるやかに波打つその長い髪は、何やらいつもふんわりと華やかな香りがいたしました……
オシャレに目覚め始めた当時10歳の私は、必死こいてその秘密を探ろうとしたものです。
「シャンプーの香りって、一晩経ったらある程度消えているものじゃないのか!? 」っていう。
しかしっっ!!
しかしだっっっ!!!
麗欧菜ちゃんの「私、朝も髪洗わんと気持ち悪いねん」という発言は、私にリアルなマカンコウサッポウ食らわせました。
マカンコウサッポウ!!!!!
こういう写真、数年前流行りませんでした(笑)?
当時流行していたのは、ヘアコロンシャンプー「ティセラ」。
ああ話がどんどんマニアックな方向に……
アラサー未満の女子たち、および男性陣よ。
頼むから見捨てないでおくれ。
イヤそのころ、EAST END×YURI 【だよねー】、PUFFY、SPEEDなどがCMに出演していらっしゃいましてねぇ。
しかしながら「嗚呼ニッポンの平均的サラリーマン家庭」ど真ん中なウチではそんな贅沢が許されるはずもなく、問答無用でお風呂は夜のみ、シャンプーは「メリット」【今思えばそれでも十分ありがたい】!
麗欧菜ちゃんは朝晩ヘアコロンシャンプー……
私は夜限定★「リンスのいらない」花王(株)さんによる画期的商品……
どうりで香りの持続性の差は歴然なこった。
そういうわけで私、スーパーのシャンプー売り場で鼻をクンクンさせるのが趣味でした……
ヘアケアグッズの会社の研究員並みに、シャンプーの香りに詳しかったですね。
私がハマっていたのはティセラの最初期。
ピンクの「ローズ」、青の「フローラル」、緑の「フルーティー」があって。
私は緑の「フルーティー」の香りが大好きで。
自分も麗欧菜ちゃんのようにジュースィーでフレッシェルなアポゥの香りを髪から放ちたい一心で、日々母親に向かって
「ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセラ欲すぃ〜ティセ」
という念仏めいた何かを解脱間近のお釈迦様のごとく唱え続けましたが、からっきしダメでしたね。
解脱どころか煩悩にまみれまくりすてぃーなわけですから、そりゃあダメでしょうそうでしょう。
ちなみに、「2001」っていうシャンプーもありましたよね(笑)
髪が早く伸びるという。
生え際の薄毛が気になってきた今日この頃……使ってみたい気も(爆)
〈スキンケア〉
イケてる女子代表「麗欧菜ちゃん一味」
イケてない女子代表「アラサー不美人【私】」
肌水しよっ❤︎
「素肌のためのミネラルウォーター」。
そう。
その名も「肌水」。
「ちょっと潤う、ちょうど潤う」プチプラ化粧水の先駆け的存在、みなさん覚えていらっしゃいますか?
私、このCMが大好きで。
家で密かに「肌水しよっ❤︎」「肌水しよっ❤︎」と言いまくっているのをマイダディーに聞かれてしまったときの恥ずかしさといったら。
「エンドレス『肌水しよっ』」を男親に聞かれる……
この世にこれほどヒドイ辱めがあるだろうか、いやない。
────忘れもしない小5の林間学校。
「化粧水」という存在を、生まれて初めて知った日。
件の麗欧菜ちゃんとその一味が、こぞってこの「肌水」を顔や体にまぶしまくっておりましてん。
しかしコレも「ティセラ」同様、「小学生が化粧なんて…」状態の保守派なマイマミーには買ってもらえず。
けれどどうしても「肌水し」たかった私は、秘密裏に「入手作戦」を決行。
ムテキの「ザ・内孫パワー」を繰り出し、同居の祖母から比較的易々と念願の「肌水」を手に入れた私は、母に見つからないようあたかも避難訓練のごとく自室の勉強机の下に隠れ、密かに念願の「肌水し」たのでありました……
ちなみに「クリーム肌水」は肌に合わなかった。
うん。いまだに続く私の「同じブランドの化粧水でも、しっとりタイプではなくさっぱりタイプを選ばないと肌荒れしてしまう」という法則は、このとき感じた「肌水」「クリーム肌水」と己の肌との親和性から学んだ気がする。
一生モノのマイ❤︎美容ルールが学べるのだから、子ども時代のスキンケアは(常識的な範囲にとどまっているのなら)その後のオンナ人生において一定の意味を成し得ると思う。
えーと、また話が逸れました。
あぁぁぁぁーーーっ!!!
ほかにも「キャンパスリップ新ほそみスイートチェリー」等々、書きたいことが山ほど(笑)(笑)
けど、全部書いたらこのエントリー5万文字超えそう(笑)(笑)(笑)
〈漫画〉
イケてる女子代表「倉田紗南」
イケてない女子「アラサー不美人【私】」
言わずと知れた『こどものおもちゃ』の主人公、紗南ちゃんです。
私にとって「イケてる女子」の筆頭が、この倉田紗南。
当時、「チャイドル(野村佑香ちゃんなど)ブーム」真っ只中。
それはもちろん片田舎の女子小学生にとっても例外ではなく、恥ずかしながら私自身も少なからず芸能界への憧れを抱いておりまして。
そんな中、恋愛と芸能界、さらには友情や「命の意味」までを主題とした『こどちゃ』は、多くの女子たちのバイブル的存在となったのでありました。
ちなみに芸能界への憧れつながりで
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〈雑誌〉
イケてる女子代表
「伊藤なつかな姉妹、井元由香、栗山千明、小出由華、加藤愛【このころ「あい」ではなく「愛」だった】など」
……数年後には、自分もなれると信じていた……
……天誅っっっ!!!
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さて。
次回は、中学生編をお送りします。
中学生。
それは、小学生のときめっちゃくちゃ可愛いかった子も、なぜか一瞬「アレレ? 」という方向へ向かう暗黒時代。
これってなぜなんでしょう? 大多数の子は、高校生になれば多少垢抜けるんですがね。
中学時代も可愛い子は、それこそホンマもん。
もともとは、今回のエントリーで小学生から中学高校大学20代30代まで……を駆け抜けようと思いましたが、想像以上に長くなりそうなので分けます。
もしかしたら、「幼稚園、保育園編」も書くかも。
40代、50代編も自らが体験したら書くかも【このブログ10年以上続くんかい】。
まぁ、あまりにこのシリーズが続いて皆さまを飽きさせるのは申し訳ないので、他のネタも挟みつつ、ちいさなことからコツコツとやっていけたら。