アラサー不美人の哀れな美容事情

「アラフォー不美人」に改名する機会を探り中。

「イケてる女子グループ」が妬ましかった話【中学生・髪型編】

今回もなかなかの長文に仕上がっております。
「それでもまぁ読んでやってもいいぜ」という、忍耐強く心優しいお方がもしいらっしゃいましたら、よろしくお付き合いくださいませ。


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中学生──。


それは、小学生のときめっちゃくちゃ可愛いかった子も、なぜか一瞬「アレレ? 」という方向へと向かう暗黒時代────


と、前回書いたわけですが。


これはおそらく「思春期に伴う体の変化」という理由も大いにあると思います。


けれどもう1つ考えられる理由としては……そう、「校則」という名の洗礼


小学生のうちは比較的自由にオシャレを楽しんできた美少女たちも、ここで思わぬ壁にぶち当たることになるのです。


しかし……
そんな厳しい状況下でも、校則スレスレの安全地帯を賢く見極め、もしくは「先生の叱責や内申点の低下など恐るるに足らず」とばかりに我が道を貫き通す子たちもいるにはいて……


そんな彼女たちと、生まれ持った素材の劣悪さに加えて校則をぶっちぎる勇気などまったく持ち合わせていない私との差は、ますます開いてゆくのでありました……


私的、「女子中学生の髪型カテゴリー分け」は以下の通りです。




中学校の校則の定番〈髪型部門〉といえば、おそらく「カラーリング禁止」「パーマ禁止」「肩につく長さになったら結ぶ」というパターンが大多数かと思います。


私が在学していたのはどこにでもある公立の中学校でしたが、私立だともっと厳しいのかもしれませんね。


まぁ、そんなユルユルの田舎公立中学に通っていた私たちは、この年代のころ「整髪料の登場」という転機を迎えます。


もちろんスーパーサイヤ人風のツンツンヘアーはダメでしたが、ちょっとムース〈ムースって、最近聞きませんよね。嗚呼、時代……〉を使うくらいはOKだったかな。


まず、


【ぶっちぎり型】

しっかり茶髪。
「地毛でぇ〜す♬」〈すみません、イラストの髪、おもいっきり黒塗りしてしまいましたが〉

ときどきパーマ。
「天パでぇ〜す♬」

★サラサラロング。
絶対結ばない。
「ヘアゴムなくしちゃってぇ♬」

体育祭や文化祭などのイベントでは、めちゃくちゃ高い位置で作ったポニーテール。
「噴水かよ」


上記の言い訳、本当に地毛が茶色っぽい子や天パの子まで疑われてしまう原因になるので、本気でやめて欲しいと思います……


体育祭のハチマキとかもね、ただただ言われるがままに締めるだけではないんですよ。


ハチマキ的には私と同じもののはずなのに、なんか可愛い…!
一筋縄ではいかない…!
何かしらカマしてくる…!


例えば、頭頂部でリボン結びにしてカチューシャ風に仕上げたりとか〈その場合、やはり叱られても髪は縛らない〉〈⬅︎これがまた可愛すぎるっ!! 〉

まぁこういうことです。
前髪が乱れにくい、もしくは「あえて」乱れさせることによって可愛く見せるハチマキの絶妙な位置なども、計算し尽くされています。


あと、オシャレのウマさもそうなのですが、こうして周囲の圧力に屈することなく自分のスタイルを貫ける姿勢というのは、成人して社会に出た後にこそ活きてくるはずです。


そんな彼女たちが、なんだかとてもカッコよく思えたのでした。


【スレスレ型】

★肩についたら結ぶけど、ただ結ぶだけではなくひと工夫

★ただし、それは一朝一夕にして習得できるような技ではなく、涙ぐましいの鍛錬のうえに成り立っている。そんな洗練された仕上がり。

校則の範囲内で整髪料やヘアアクセサリーを駆使している。


ぱっと見派手で可愛いのは、もちろん【ぶっちぎり型】の女の子たちなわけですが、一番男子にモテるのはこの【スレスレ型】ではなかったかな。


これって、大人になった今でも通用する法則かもしれません。


決して極端な方向に振れることなく、社会に馴染んだ服装でありながらも、自分なりに工夫して「ナチュラル可愛く」仕上げるこの感じ…!


この先も女として生きていくうえで、賢明な選択だと思います。


ネイルに例えるなら、【ぶっちぎり型】キラッキラのカラフルネイル【スレスレ型】肌なじみカラーでまとめた綺麗系OLネイルというところでしょうか。


あと、今AKB48などを中心に一世を風靡している「触覚ヘアー」も、私が中学生だった90年代後半にはすでに存在していたと記憶しています。


小顔に見えて、なおかつ後れ毛風のちょっとルーズな雰囲気も演出できて。
とっても可愛い……❤︎


【中途半端型】

本人的に【スレスレ型】に収まっているつもりだが、どうにもなりきれていない。

★かろうじてヘアアレンジをしているものの、どこか雑。自分のものにしきれていない。

★イケてるグループの真似をして整髪料も使っているが、明らかに使いこなせていない。
主につけすぎ。
ワックスは、根元付近に塗りたくっちゃダメッ!!!


★それ全然触覚になってない!!!
なにゆえ、そんなに多くて長い毛束を出しちゃう!?



まあね。
さんざんこき下ろしましたが、コレ、15年前の私です。


イケてない中学生って、主にこの層のことなのではないかと思います。


なんだろう。
「やるならやる、やらないならやらない、しっかり立ち位置定めろよ! 」というパターン……


世の中、何事も中途半端が一番キマらないのであります。


あのね。
えーとね。
どこから君〈当時の私〉に説明したらいいのかな。


【スレスレ型】の子たちのヘアアレンジってのはね、ただ無造作にポニーテールやツインテールをしているように見えて、あれは研究に研究を重ねた努力の賜物なわけよ。


まぁ、持って生まれた頭の形、骨格が足を引っ張っていることは否定できないけれど…〈悲しすぎる!! 〉


チラ見して「可愛い! 真似してみよー」程度の生半可な気持ちで彼女らと同じようになれると思ったら、大間違いなのである!!!


でもまぁ、こういう若いころの失敗が、女性の「キレイ」を形成していくものですよね。
ただ残念なことに、こんな偉そうなことをほざいている現在31歳の私は、いまだ失敗の連続でございます。


あー。そろそろしくじり経験、お腹いっぱい……
豊作すぎて、腐らせてしまう……


輸出しようかな……
TPP……
環太平洋……


こんな私に「キレイ」がやってくるのは、いつの日か……


【校則遵守型】

今思えば、この子たちが一番カシコイと思います。


いちいち叱られて無駄な時間を食うこともないし、中学生ならオシャレ以外にも取り組むべきこと、頑張るべきこと、楽しむべきことは山ほどあるし。


それより何より、教師陣から一定の評価を得られて、受験時には有名校の推薦をちゃっかりゲットできたりとか。


人生は長い。
オシャレデビューは、高校に入学してからでも遅くはないんですから。


もしそのことも計算に入れた上での「地味子ちゃん」がいたとしたら、その頭の良さに脱帽です。


………………


でね、ちょっと話逸れるんですけどね。


「ホンモノの美少女」てのは、実はこの中にいたりするんですよね。


ふくらはぎ丈のちょっと長めなスカートも、白くて短い靴下も、一切手を加えていない黒髪も……一見ダサく見えるそれらすべての要素が、彼女の美しさを際立てていたりもするわけで。


そのころは男女問わず多くの生徒がその美貌に気づいていないのですが、大人になった今、当時のクラス写真で彼女の姿を見ると、その純粋で清らかな美しさにハッとしたりもするのです。


ただ驚くべきことに、早々とその美しさに気づくことのできる男子も稀に存在するという。
これはもはや能力ですよ。
稀有な才能です。


たまにね、ちょっと派手目の目立つ男子が、ぱっと見地味なこの層の女子と付き合っていたりするわけで。


本当に稀なんですけどね。
1学年に1組もいないかな……
けれど、3年に1組くらいの割合で、そういうカップルがいて。


私は今、元女子の立場からこのエントリーを書いていますが、これはもちろん男女を逆にしても言えること。


いい大学に行ったり、スポーツで賞を獲ったり……もちろんそういうこともスゴイと思うのですが、ここで彼女らの美しさに気づくことができる男子も、負けないくらいに素晴らしい。


原石の美しさにいち早く気づき、周りの価値観に流されることなく、ただ自分の感覚を信じて「イイ」と思った相手を大切にし続けることができる。
そういう人って、本当にスゴイ。


この辺は、冒頭で触れた【ぶっちぎり型】にも通ずるものがあるのかな。


その能力は、きっと社会に出てからもあらゆる場面で存分に発揮されるはずだと思うのです。


どんなにコツコツ勉強頑張っていても、結局こういう人に美味しいとこサクっと持っていかれちゃったりするんですよね。
悔しいぜ。悔しくてたまらないぜ。


この先自分に子どもができたら、性別関係なく、ぜひそんな子に育って欲しい。
うん。
それをウチの教育方針にしよう。




………って、なんかもう、コレなんの話よ!?
自分の文章能力のなさ、話の脱線具合、むしろアッパレだわ。


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なんか今、この「イケてる女子グループ」シリーズを始めてしまった一昨日の自分を殴りたいです。


まさかこんなに話がまとまらないとはね。
まさかこんなにダラダラ書き続けてしまうとはね。


今回、中学生編のうち、髪型の話だけですでに4000文字に至ってしまいました……
この長文グセ、本当になんとかしたい。


というわけでこのシリーズ、思った以上に長期化しそうでございます。


他の話題や短めのエントリーも挟みつつ、ぼちぼちやっていきたいと思います。



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