女、33歳の悲哀
みんな❤︎
こんにちは❤︎❤︎
アラサー美人だよ❤︎❤︎❤︎
実はこの「アラサー美人」は、はてなブログで自虐ブログを書いている「アラサー不美人」の裏アカウントなの〈ウソ〉!!!
今日はなんとなんと!
特別にみんなにだけ、明日公開分の裏アカブログをお見せしちゃう〈……という設定でお読みくださいbyアラサー不美人〉❤︎
お時間の許す限り、たっぷり楽しんでいってねっ♪
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皆さん、こんにちは!
数あるブログの中から、こちらのブログを選んでいただき誠にありがとうございます!
あなたも今すぐ読者登録!
月100万も夢ではありません〈ウソ〉!
田舎に行けば行くほど避けづらいとされている、親戚の会合。
思えば30歳を超えたころから、私に対する風当たりが徐々に強くなってきました……
あれ、一体なんなんでしょうね。
聞かれたくないこと、ツッコまれるツッコまれる。
しかし!
ともすれば人との関わりを避けるようになりそうなこの状況も、商売につなげるのが真の商人〈あきんど〉!!
転んでもタダでは起きない!
失敗は成功の母!
これこそが金儲けの秘訣です!
例えば、こんなアイデアはいかがでしょうか。
先日特許を取得したという、かの有名な一蘭方式!
あ、でも特許取られたならもうダメですよね……
……それならこれでどうだ!
店〈私〉➡︎客〈親戚〉に注文する、名付けて「逆★一蘭スタ〜イル」!!!
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いやいや。
妊娠に限らず全項目がデリケートだわ。
「デリめ」どころか「超デリ」だわ。
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みなさん、ごきげんいかがでしょうか?
メイクアップアドバイザーのアラサー美人です❤︎
本日は、今大注目の人気コスメをご紹介❤︎
ハチミツの保湿効果によるアンチエイジング効果を期待できる……その名も「他人の不幸はハニーの味石けん」❤︎❤︎
「30歳を過ぎてからというもの、忍び寄る老いに怯えるばかり……」
「急にシワが増えた気が……」
そんなアナタへの処方箋は、日本一の老け顔モデルであるアラサー不美人さんの最低な境遇と比較することで、「自分はまだマシな方かもしれない……」てな具合に、そのショックを中和すること❤︎
〜アラサー不美人さんの最低な境遇〜
目尻のシワ、法令線ともに、12歳ごろにはすでにクッキリ。
かれこれ33年もの長きにわたって付き合っているにもかかわらず、彼女が毎回驚かされるのは、1日の終わり、鏡に映る己の老け顔……
母親より……いや下手すると祖母よりも深い、その法令線の破壊力よ……
一時は相当深刻に悩み、エステ、美容外科、審美歯科、顔整体等、思いつく限りの施設を渡り歩いたものの、どこへ行っても「これは肌ではなく骨格に由来するものなので、自然な形での改善は難しいだろう〈訳 : パツンパツンになってもいいなら、注射でもなんでもしてあげようぞ〉」と診断されて絶望する。
〜アラサー不美人さんの境遇の、わずかなメリット〜
33歳現在、ちょっとやそっとシワが増えたところで、今更動じることはない。
「他人の不幸はハニーの味石けん」
アラサー不美人さんの不幸に触れ、ほころんだ目元に優しい洗浄力❤︎
ささくれだったアナタの心に、しっとりと潤いを与えてくれること間違いなしです!
年齢によるコンプレックスにお悩みの皆さんは、ぜひ試してみてくださいね❤︎
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました❤︎❤︎❤︎
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本日お届けするのは、絵日記ブロガー仲間とのオフレポ❤︎
今回始めて参加させていただきましたが、
「私なんかが混ざっていいの……?」
とビビってしまうほどの、そうそうたる面々でしたっっっ!!!
同年代の女性ブロガーが集まる今回のメインイベントは、
「自分の年齢をスポーツマンと比較して大げさに驚く」
こと!!!!
いつの間にか
「高校球児」
と同い年になったかと思えば
「箱根駅伝のランナー」
を怒涛のごとく追い抜き、
「横綱」⬅︎今ココ!!
年齢だけは横綱級★
品格、教養等はまったく追いついていないのが悲しい…
けれど徐々に年下の横綱も登場し始め、最近では
「若手議員」⬅︎NEW!
「課長クラス」⬅︎NEWNEW!!
なんと、ついにはスポーツ選手の枠を外れてしまいました!!!
「参議院議員の被選挙権を獲得する」という事実に驚愕し、自身の年齢を実感した30の年から、早3年……
誕生日2週間前、フェイスブックの年齢欄が示す「29歳」の文字をじっと見つめ、残り少ない「20代」を噛み締めてから早3年……
ほら、「芸能活動歴30周年」とか聞くと、なんとなくスゴイじゃないですか。
とはいえ私たちもなんだかんだ、「私活動歴33周年」。
お互いこれまでの人間活動を慰労し合いながら、楽しい時間を過ごしましたよ❤︎
この先も長い人生を、ともにトラベリングしていきましょうね♪♪
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「25歳以上の女とかBBAwww」
⬆︎⬆︎⬆︎33歳の私に対する世間の目なんて、どうせこんなもんだと思っていたんだよ。
なのに昨日、仕事で揉めたら「小娘のくせに生意気な」的なこと言われたわ。
ネット社会ではずいぶん前からオバサン扱いされてるってのに、実社会ではまだまだ未熟者レベルかよ。
いや……違うな。
実社会でも、「もう一人前なんだからしっかりしてよ」とかなんとか言われていたかと思いきや……ちょっと反対意見を述べれば、「下っぱは黙っとけ」だとぅ!?
こんな社会はピーーーーー〈放送禁止用語〉!!!!
都合のいいように「ババア」と「未熟者」を使い分けやがって。
でも私、実は気づき始めているんだよ。
世の中の33歳は、ざっくり〈あくまでざっくりね〉4つのカテゴリーに分類されるってことに。
❶見た目は年相応だけど、中身はホントにしっかりしている33歳
➡︎たとえネット社会ではオバサン扱いでも、実社会では尊重される
❷中身は少し頼りないけど、見た目も若くてカワイイ33歳
➡︎実社会ではちょっとナメられるけど、ネット社会では「奇跡の33歳」と賞賛される
❸見た目も綺麗で、中身もまぁまぁ伴っている33歳
➡︎ネット社会でも実社会でも、そんなに叩かれることはない
❹見た目老け放題、中身もイイカゲンなどうしようもない33歳
➡︎どこに行っても怒られる
で、私はと言うと、あいにく❹に属しちゃっているもんだから、どこに行ってもダメなんだってことに……
しかもそのダメさを年齢のせいにして、地道な努力から逃げているんだってことに……
注)上記のURL、ウソのリンク先なので、クリックせずに以下をご参照ください⤵︎⤵︎⤵︎
〜リンク先動画〈アラサー不美人さんのカラオケ映像〉〜
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幼いころ……
いや、恥を忍んで言うと、高校に入学してもなお、私が家庭内で使う一人称は「自分のファーストネーム〈例 : 「うん、カオリはねー」等〉」であった。
大学生になるころには、さすがにその呼び方に違和感を覚え始めていたものの……
今更一人称変えるのもなんだか照れくさく、そのきっかけを掴めないまま閉口していたのである。
「オイオイ、こいつ急に『私』とか言いだしたぞ」
家人がそのような感想を抱くのではないかと不安になるのは、おそらく私の内側に潜む「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」の仕業だ。
時たま会話中に、ボソボソと小声で「私」という単語を織り交ぜてはみるものの、
例 : 「お母さん、わふぁ○※☆?△〈私〉の靴下どこだっけ? 」
⬆︎例文が情けなさすぎる…
結局途中で不自然な咳払いを混ぜ込んでみたり。
「ヤバイすべった」と感じたときには、先ほどの失敗をなかったことにするべくさらに激しく咳き込んでみたり。
そうして、その奇妙な違和感を煙に巻くことが多かったように思う。
それでも失敗を重ねながら、数年かけて上手い具合に「名前➡︎私」へと「変化➡︎定着」させることが出来れば良かったのだが、大学4年間は無情にも過ぎ去り、就職してそのまま家を出てしまった。
さらにその後、結婚──
家族に会う機会がますます減り、完全に移行のタイミングを見失い──
33歳。
中年も間近に迫った今、
「実家で一人称を使えない」
という異常事態が発生しているこの事実を、一体誰に打ち明けることができようか。
今のところ、「一人称を極力使わない方向で強引に話を進める」以上の対応策を見つけることができていない。
そのため、実家で自分の話をする際は、いかなる言語においても重要な役割を担う「主語」という存在が忽然と姿を消してしまうのだ。
どうしても一人称の使用を避けられないときには、
「私はこう思う」➡︎「自分的にはこう思う」
等、ありとあらゆる「『私呼び』の回避方法」を試みるのだが、それらは所詮一時しのぎの策にすぎない。
自らの課題と向き合うことを決意したものの、目の前の敵の大きさに慄くことしかできない愚かな私が達成すべき当面の目標といえば、せいぜい母親宛てのメールの文面に「私」をちょいちょい登場させることで、さりげなく相手の脳内に刷り込みを行うことくらいだ。
…と、ここまで書いたところで念のため「実家 一人称」でGoogle検索を行ってみると、似たような話題が山ほど出てきて、改めて自分の物書きとしての凡庸さに落ち込む。
私が実家で堂々と一人称を使用できる日。
自分の文章に自信を持つことができる日。
そのどちらも、今の私にはまだまだ遠い霧の向こうにあるようだ。
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はーい、みなさん、再びメイクアップアドバイザーのアラサー美人ですよぉ❤︎
33歳といえば、オシャレに目覚めてしばらくしてから、突如として流行しだした「ゆるふわヘアー」に戸惑った世代!
今20代前半くらいの子なんかは、おそらく「ゆるふわネイティブ」だけど……
私たちが中高生のころなんかは、「いかに結んだ髪の「面」を綺麗に仕上げるか」に心血を注いできたっていうのにね★
あと、2000年ごろ、こういう⤵︎⤵︎⤵︎立方体?キューブ型?のヘアゴムがやたら流行りませんでした?
透き通っていて、なんか寒天みたいなヤツ……
あ〜あ。
この「後頭部の髪の毛を引き出してボリュームを持たせる」というテクニック、いつ頃から流行りだしたんでしょうね……?
……と、ここで、本日は読者さまの反応の中から、気になるコメントをご紹介❤︎
A・Fさん(30代女性)
ネットでよく「後頭部を膨らませようとしても、なぜだかどうにもキマらない」といったエピソードを見かけるのですが……
私ね。
最近、その原因を突き止めたんですよ。
まぁこれはわたしに限ったことで、皆さんの場合は違うと思うのですが。
いやもちろん、「ヘアアレンジが下手」というのが一番の理由なんですけどね。
おそらくそれだけではないだろうという。
そう。
……後頭部ゆるめヘアーが決まらないのは技術不足のせいだけじゃない……
……頭蓋骨の形のせいだった……
……ってことに……
あ、くどいようですが、これはかつて絶壁の鬼の異名をとった、私、アラサー不美人限定の話ですよ?
でもね。
絶壁って、ちょっとしたメリットもあるんですよ〈それを補って余りあるデメリットもあるけど〉。
絶壁がもたらす「もともと巨大な私の頭囲が、若干小さめに見積もられる」という恩恵を一身に受けているのも、また事実なわけでして。
もし私が現在の巨頭〈大柄な男性もびっくりの超大型ヘッド〉のまま、絶壁でなかったとしたら……
私の頭が入る帽子、この世に存在するのでしょうか……
以上、絶壁を武器に標準サイズの帽子をしれっとかぶるデカ頭女からの報告でした★
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さてさて、「アラサー美人」なる裏アカを駆使し、あらゆるブログサービスを制覇したアラサー不美人さん。
しかしどうやら、ブログだけでは飽き足らず、次回はなんとヨソ様のサイトを乗っ取り、図々しく暴れ回るみたいだよ!
どうぞお楽しみにね❤︎
コメント欄
カラコンをやめたい女の、戦いの記録
みなさん、席に着いて!
それでは、現代文の授業を始めます!
あ、コラ山田くん、早速寝ない!
注)数日前、ネットで見つけて心奪われた「懐かしい国語の教科書を振り返る」的な数々の記事。
その素晴らしい記事たちに触発された結果、生まれたのがこのエントリーです。
齢をば早や積み果てつ。
洗面所のほとりはいと静にて、カラコンの光の晴れがましきも徒なり。
〈訳 : すでに年齢を重ねた私。洗面所のまわりはしんと静まりかえり、ギラギラと眩しいカラコンの光は無駄である〉
カラコンを外し、裸眼になった私の顔を見るなり、夫は云う。
この瞳子。嗚呼、夢にのみ見しは君が小さき瞳子なり。
〈訳 : ちょっと言いづらいんだけどさ……正直、そろそろカラコンやめたほうがいいんじゃ……〉
フビジンは激怒した。
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私は現在32歳。
ギリギリアラサー。
もちろん「32歳はアラサーじゃねえよ」というご意見も承ります❤︎
恥ずかしながら、いまだカラコンに依存しております。
世の中には「カラコン反対派」が根強く存在し、「いい年して」だとか「宇宙人みたいで怖い」だとか、クソミソに言われるのは承知の上。
いや確かにカラコン反対派のご意見、痛いほど分かるんです。
むしろ私も、隠れ反対派かも。
だってカラコンを装着すると、目はパッチリクリンとするものの……
なんか……なんというか……
「透明感」とか「抜け感」とか「侘び寂び」とか、そういうものが一気に失われるというか……
カラコンなしの目➡︎枯山水
カラコンありの目➡︎ド派手イルミネーション
みたいな……
華やかなイルミネーションも大好きですし、両方にいいところがあるのでしょうが……
なんか……なんか……といった感じ。
まぁ、「自意識過剰」と言われてしまえばそれまでなんですけどね。
現に、私が初めてカラコン体験をした25歳のころ。
コンタクトの検診のとき、「コレ試してみませんかー?」と突然勧められ、物は試しとつけてもらったのでした。
そのときの第一印象は……
うん。
ちっとも、1ミリもいいと思えなかった。
まったく似合っていなかったし。
クラムボンもカプカプ笑ってた。
私のクラムボンのイメージfeat.クラタイクツ(id:kurataikutu)さん
あいにく私は、生まれながらの三白眼。
いや下手したら四白眼。
「自分=黒目が小さい」というアイデンティティのもと、25年間過ごしてきたものですから、ただただ「こわっ」という感想しかありませんでした。
しかし、それと同時になんとなく予感めいたものがあったのもまた、事実です。
「彼〈カラコン〉……もしかして、今後私になくてはならない存在になるんじゃないかしら……」って。
急に胸が苦しくなり……
その瞬間、驚くほど大きな音を立て、赤い実はじけた。
……ポッ❤︎
そう。
カラコンには、中毒性があるのです。
いくら初見で違和感を感じようとも、ひとたび慣れてしまえば最後、もうやめられない止まらない。
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ふびじん「あぁもう、私は、汚れっちまった……」
エーミール「そうか、そうか、つまり君は、そんなやつなんだな」
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このブログの過去記事でも書いた記憶がありますが、酒とタバコとギャンブルとカラコンには、最初から手を出さないに越したことはないのです……
……けれど、出してしまったものは仕方ない。
しかし、当たり前のことながら、私はどんどん歳をとる……
ああ。
早めになんとかしなければ。
そもそも、
「カラコンを使用するのは、気合いを入れる日のみにしよう」
そう固く心に誓っていたはずなのに……
月に一度が週に一度に。
そしていつしか毎日に。
さらには、一日の装着時間も長くなっていきました。
減る涙。
失う潤い。
ゴロつく感覚。
痛む眼球。
「とうさん、アラサー不美人さんは、まだカラコンをはずさないの? 」
「よし。よし。」
くまのとうさんは言いました。
「あいつには、ちょいと罰がひつようだ。いま、赤くしてあげるから、まっていなさい」
「えいっ」
すると、どうでしょう!
ふびじんの白眼は、赤にかわりました。
勤め先で日々長時間労働を課せられているにも関わらず、眼鏡姿に甘んじることができなかった哀れなアラサー不美人。
ついに眼科医から、コンタクトの使用を控えるよう注意を受けてしまいます。
「えいっ」
アラサー不美人の顔色は、真っ青にかわりました。
それでもなお、私は、カラコンを手放すことができなかったのです。
裸眼を晒せば、大きな敵〈訳 : もともと目が大きく、可愛い女の子〉に食べられて〈訳 : 公開処刑されて〉しまう……
アラサー不美人は考えた。
いろいろ考えた。
うんと考えた。
うなぎ。
そしてとうとう追い詰められたアラサー不美人は、カラコン界の悪魔のささやきを聞きました。
白眼を真っ赤に充血させてもなお、カラコンによる大きな眼球を手放すことなく敵に対抗したアラサー不美人は、あえなく惨敗を喫したのでありました……
ちなみに余談ですが、小2〈くらいだっけか?〉のころ。
国語の授業で『スイミー』を習った当時。
物語の冒頭からラストまでを1人1文ずつ、席順に音読をする時間があったのですが、
記憶違いだったら申し訳ないのですが、たしかこの『スイミー』には、めちゃくちゃ短い文があったんですよ。
「うなぎ。」
これで1文。
ここに当たると、読んだ瞬間周囲からクスクス笑い声が漏れて恥ずかしいので、絶対ここに当たらないよう必死で祈っていた……という思い出があります。
まったく、ふびじんほどおくびょうなやつはいない。
もう32歳にもなったんだから、カラコンなしでせっちんぐらいに行けたっていい。
だから、勇気を出して、
ふびじんカラコン外してみた。
鏡にうつった地味顔見て
ええと 私は誰だっけ 誰だっけ
「こんなの私じゃない」という現実逃避。
「カラコンをしているときの顔が私の顔」という自己暗示。
これまた以前にもこのブログで書きましたが、
テレビでアップになった女性タレントがカラコンではなく裸眼で勝負しているのを確認すると、なんだか自分が悪いことをしているような、後ろめたいような気分になるのはなぜでしょう……
カラコンの広告に出ている女優はどこか不自然で、「普段、裸眼のときの方が可愛いのに……」と思ってしまうところからも、カラコンがいかに不自然であるかについてはよく理解できるんです。
でも、「裸眼で成立するのは美人だからでしょ!」とひねくれてしまい、結局「自分もカラコンを手放そう」という段階までには至らないという。
ふびじんよ。
これはゆずり葉の木です。
世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
デカ目効果も、
イケてる最新カラーも、
盛れる写真の角度も。
幸福なるアラサー不美人よ
お前の黒目はまだ小さいけれど──。
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しかしカラコンを手放せないとはいえ、私ももう32歳。
3メートル先から見ても「この人カラコンだ」と分かるような、あからさまな縁取りの商品は使いません。
一応きちんと眼科で処方されたコンタクトレンズを使うようにしているため、選べるカラコンの種類は限られるのですが……
その中でも一番小さい直径で、かつ自分の目の色に違和感なく馴染むタイプ〈ならもう装着する意味あんまりない……?〉を探し出し、できるだけ自然に見えるよう努力しています。
そんな今、浮かび上がるひとつの後悔。
それは、結婚式を挙げた26歳当時は、まだ大きめのカラコンを愛用していたこと。
バサバサのマツエクも相まって、人相どころか人種まで変わるレベル。
隣に「つぶらな瞳選手権日本代表」の夫がいるもんだからなおさら、ますます国際結婚の様相を呈し。
もしくは、でっかい羽根背負って、大階段を悠々と降りてきそうなイメージ。
いや、もっとさぁ。
「ザ★花嫁衣裳!」て感じじゃなくてさぁ。
「森の小さな教会で結婚式を挙げました」的な、力の抜けたゆる〜いオシャレ感を演出したかったわけ。
でもさ。
生花の髪飾りも妖精風エンパイアドレスも、宝塚メイクを前にしたら、もうひれ伏すしかないやん。
もう、突然鯛茶漬けに味噌カツぶっこまれたくらいの打ち消し具合。
ただただ、後悔……
……と、小さめカラコンユーザーが、大きめカラコン時代を嘆いております。
が!
数年後、私がカラコン断ちに成功した暁には、きっとカラコンしていたこと自体を深く後悔であろうと予想されます……
「これは、レモンのにおいですか」
デパートの化粧品カウンターで、新作の美容液を手に取り、お客のアラサー不美人がはなしかけました。
「いいえ、夏みかんですよ」
落し物コーナーには、かわいい白い馬頭琴が、ちょこんと置いてあります。
「ふびやまようちえん ふびの ふびお」
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自業自得ながらカラコンに苦しめられている私ですが、反対に助けられたこともあります。
2年ほど前、ある化粧品が肌に合わず、尋常じゃないくらい顔がかぶれました。
その後半年ほど一切メイクをできなくなり、化粧品に対するトラウマのようなものが残りました。
カラコンに救われたのは、このころです。
いまだ社会に出る女性に対し、「化粧はマナー」という独特の強制力が働く、この時代。
「ザ・スッピン」の顔で出社するのは肩身がせまい中、ノーメイクでもカラコンを付ければほんの少しでも「完成された顔」に近づく気がして。
それでもカラコン反対派の方々からは「ザ・スッピンの方がマシ」と思われるかもしれませんが……
精神的に一枚鎧を身につけられたような、そんな心強さがあったんです。
カラコンは肌に触れない分、肌荒れの心配もないし。
ま、長い目で見れば、皮膚に負担がかかるより眼球に負担がかかる方が怖いとは思いますけどね。
とはいえ、それなら止むを得ずメイクが出来ないときにだけ、カラコンにすればいいわけで。
「そのカラコンとやらに対する恋は罪悪ですよ。分かっていますか?」
静かに問いかける先生の視線に耐えきれなくなったF〈私〉は、その重い口を開く。
「精神的に向上心のない者は馬鹿だ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
……ということで、なんとか向上心を奮い立たせるF〈私〉。
まさか80歳のおばあさんになってもカラコンユーザーのままでいるわけにはいかないけれど、生憎私は筋金入りの依存体質。
うん、やりかねない。
そうなる未来を防ぐための対策は、早いに越したことはない……
……ということで私、カラコン脱出計画始めました。
とりあえず3年計画で〈長〉。
なんか、昔偉い人が言っていた気がするんです。
「上を目指すなら、まずは今の自分を知ることから」みたいなことを。
でも、「カラコンをつけていないときの自分の顔」を確認するのって、思った以上に難しい。
なんせ史上最強のド近眼である私、裸眼で鏡を見ると、そもそも自分の顔を認識できないものですから。
でも眼鏡をかけると、矯正がキツすぎてこう⤵︎⤵︎⤵︎なるんです。
そこで、私が編み出した現状把握術は以下の通り!!!!⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
➊ 20代のころ〈カラコンに手を出す前〉の写真を確認
➡︎当時、アイライン〈上下〉のアートメイク完成直後。かつマツエクバシバシ。
➡︎まったく参考にならない
➋ さらに昔の写真を確認
➡︎若すぎる
➌ 左目だけカラコンをつけ、右半分の顔を見て判断してみる
➡︎ん? なんかいける?
るるんぶるるんぶるるん♬
➍ 裸眼で写真撮り、後から確認
➡︎ぎゃー! 誰これー! ダーメーだーーーー!
とまぁ、自分の素顔のショボさに落胆するのがオチなんですけどね。
それでもめげずに、まずは自分をイジメぬくことから始めようと思います。
壊して育てるの法則。
そう、それはまさしく筋トレのように……
ガッチガチの筋肉と骨と……
おや〈一字不明〉、皮へはいっちゃいけないったら。
時の流れは残酷ですね
「気づけば何もしないまま、一週間が過ぎている……」
「今年もまた、夏休みを無駄に過ごしてしまった……」
そんなお悩みを抱えながらも、身動きをとれずにいるあなた。
一見同じように見える「時間の浪費」にも、いくつかのタイプがあります〈ウソ〉。
アラサー不美人特製「パーソナルアワー診断」であなたにぴったりのテクニックを探し出し、より有意義な「ムダライフ」を満喫しましょう〈大ウソ〉❤︎
注1)以下の診断の信憑性は、ゼロです。
このエントリを読むこと自体が「時間のムダ」となり得ますので、ご注意ください。
注2)元になる題材をご存じない方は、「パーソナルカラー診断」でLet's検索!
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➊ 腹の中は?
A : オフホワイト
B : グレー
C : 黒または黒に近いこげ茶
D : 真っ黒
➋ ノーメイクで黒っぽい服を着たイケメンに会うと……?
A : 発狂する
B : 逃亡する
C : 苦笑する
D : 号泣する
➌ 普段、口紅は?
A : つけない
B : 舐める
C : ヨレる
D : はみ出る
➍ 黄色がかった白のニットを着たときに限って……?
A : グレープジュースをこぼす
B : カレーうどんを注文してしまう
C : うっかり新聞紙を小脇に抱えちゃう
D : 右手の袖の裏が鉛筆で真っ黒になる
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Aが多かったあなた
明るく華やかな雰囲気をまとうスプリングタイプ。
春の柔らかな日差しのように暖かく、心優しいあなたは、「今、お付き合いしている相手〈ムダ行動〉にスッパリと見切りをつけ、さっさと次の恋〈本来とるべき有益な行動〉に進む」のがとても苦手です。
トイレに行きたいのを我慢して、ソファーに腰掛けスマホをいじり続けるあなた〈以下、このエントリにおける「あなた」とは、私を含めたすべての「時間の浪費族」を指します〉。
時刻は深夜11時半。
しかも明朝5時起き。
今、絶対にスマホでこなさなければいけない用事は、特にありません。
なおかつ、膀胱のキャパは限界点に近づいています。
また、このままでは数時間後、起床に骨を折るのは目に見えている……
それならとっととスマホを置いて、用を足し、寝室に向かえばいいのに。
ぜっっっったいに寝たほうがいい。
むしろ寝ないことに対するデメリットしかないのに。
誰もいない部屋の静寂に耐えかねて、録画した先週分のバラエティ番組を「再生➡︎タイトルエンド➡︎再生……」
その動作をすでに3周ほど繰り返しながら、本日通算56回目のヤフートップ画面をOPEN……
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ちなみに、プ◯ミスのCMが入ると決まって録画のチャプターが狂うのはなぜですか?
チャプター1➡︎本編
チャプター2➡︎CM
チャプター3➡︎本編
…
チャプター11➡︎本編
チャプター12➡︎CM
チャプター13➡︎プ◯ミス
君たちやっぱりプ◯ミスだ〈で、その後に続くチャプターがことごとくズレる〉!!
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次にあなたが動くのは、おそらくトイレ我慢指数が限界に達したときでしょう。
そしてしぶしぶトイレを済ませた後、なぜか寝室ではなく、またしてもリビングに戻ってしまうフシギ……
再度ソファに腰掛けたが最後、空が白み始めるまで続く地獄のエンドレスループです。
「今更寝るくらいなら、もう朝まで起きていたほうがラクだ!」
人生80年であると仮定して、そのうちの50年分くらいはこのように消費されるであろうマイライフ。
しかし三十路を越えてしばらくすると、徐々に無理がきかない体に……
心身に異常をきたす前に、是非ともなんらかの対策を講じていただきたいものです。
【自らの年齢を考慮し、寝ることに決めた私のアラーム失敗パターン】
8:00にセットするつもりが……
寝ぼけて手元が狂い、8:59に……➡︎ダメージ大!
……と、このような最悪の事態を防ぐため⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
手元が狂うことをあらかじめ見越し、あえて8:03くらいにセットしたりします……
59分寝坊する悲劇を思えば、3分くらいどうってことないでしょ❤︎
【そんなスプリングタイプさんにオススメのセンテンス】
「あ、私の分もトイレ行ってきてー」
Bが多かったあなた
優雅で上品な雰囲気を持ち、淡い色を着こなすのがお得意なサマータイプさん。
自分にとって衝撃的な事実を突きつけられたときにも、その動揺を笑顔の裏に隠し、円滑な人間関係を築くことのできるあなたは、複雑な親戚付き合いにおいてもその能力を遺憾なく発揮することでしょう。
お盆を義実家で過ごしたときのこと。
配偶者の従兄弟〈21歳〉の、「15歳なんてもう6年前……」という発言を聞き、恐怖におののいたあなた。
「今21歳の子って、6年前は15歳だったのかー!」
って〈まぁ当たり前なんですけど〉。
21歳と言えば、すでに結婚している人もいるでしょうし、もう就職している人もいるでしょうし、大学生なら就活真っ只中でしょうし………
「21歳=もう立派な大人」っていう認識。
少なくとも私的には。
でも15歳って……中3ですよね!
自分が21歳だったあのころ、まだ中学時代がそんなにすぐそばにあっただなんて……!!!
それにひきかえ、現在、32歳の私の6年前って言ったら……27歳のころですよ。
27歳って……つい最近じゃないですか……
年々、月日が経つのが早くなっているのを実感します。
90歳になったら、84歳のときのことを「え?一昨日やん」!とか思うのかな……
【そんなサマータイプさんにオススメのアイテム】
未来にしか行けないタイムマシーン
Cが多かったあなた
少しづつ色づく木の葉のような深い色が馴染み、落ち着いた知的な雰囲気が漂うオータムタイプさん。
そんなあなたは、過去をただ懐かしむだけでなく、現在の自分と照らし合わせて冷静に分析する聡明さをお持ちです。
幼稚園児のころ。
早く大きくなりたくて、4月生まれの子たちのことが羨ましかった記憶が。
そして三十路過ぎの今、少しでも若くいたい気持ちが膨らむあまり、3月生まれの人がめちゃくちゃ羨ましい……
「年齢なんてただのナンバー。常に今が最高の私……」
ara・ara9月号「5頭身モデルアラサー不美人さん単独インタビュー」より抜粋
とか何とか、いつかは言ってみたいけど。
って、コレ、茶化しているわけではありません。
本気で、真面目に、そう思いたいのに……
どうしてもできない自分が情けない……
だってだって、各メディアのカップル設定、怖すぎるんですもん。
松岡修造さんと平岩紙さん〈ファ◯リーズ〉
木村拓哉さんと上戸彩さん〈アイム◯ーム〉
福山雅治さんと藤原さくらさん〈月9〉
怖い怖い怖い怖い!!!!
〈……って、最近芸人さんがおっしゃるのをよく耳にしますけど、流行り?それとも私が知らないだけで、昔からこういう言い回しありましたっけ?〉
……フィクションとはいえ、年齢差が大きめのカップルをしれっと露出させるメディア……
この傾向に、なんとも言えない気持ちを抱くアラサー女はこの私です……
〈その気持ちの正体とは一体何なのかについては、言及すると思わぬ物議を醸しそうなのでやめておきます……〉
〈しかも、実は自分も父親ほど年の離れた男性が大好物であることにも、これ以上触れないでおきます……〉
【そんなオータムタイプさんにオススメのアイテム】
『時をかける少◯』ロケ地めぐり&『TOKI◯カケル〈必殺★伏字になってない伏字〉』観覧ツアー
『TOKI◯カケル』って、『時をかける』をモジっているんですか?
去年やっと気づいたんですけど……
いや、そもそも関係あるのかどうかも不明……
Dが多かったあなた
雪のように澄み渡った白い肌と、それを引き立てる黒髪とのコントラストが美しいウインタータイプさん。
黒髪は、見た目の美しさだけでなく、カラーリング不要で経済的かつ頭皮に優しいことも大きなメリットです。
さらに面倒くさがり屋のあなたは、腰を据えて髪を伸ばしてみるといいでしょう。
ワンレンロングが実現すれば、1年くらい美容院をサボっても問題なしの楽チンヘアーを手に入れることができます。
しかし一点、問題が……
それは、黒髪ロングの排水口ホラー感。
長い髪➡︎短い髪に比べて、かなりのカサ増し
黒い髪➡︎茶髪に比べて、相当な存在感
……以上の理由により、ただでさえ気になる洗髪時の抜け毛がさらなる危機感を煽ります。
かつて、すけどもすけども一瞬で髪が増殖し、行きつけの美容院では「ふえるわかめちゃん」の異名をとった──
そんな私も、32歳になりました。
度重なるカラーリング、パーマ、ヘアアレンジを経験し、うっすらと頭皮の肌色が透けるようになった生え際に、時の流れを感じます
〈かといって剛毛が緩和され柔らかい髪質に変化したかというとそうでもなく。単なる「少なめの剛毛」です……悲しすぎる……〉……
ポニーテールは、女性の薄毛を進行させるらしい
➡︎常にダウンスタイル
➡︎首の後ろにあせもができる
➡︎薬を塗ったら、首すじの髪がベッタベタに……
そんなあなたにオススメなのは、ごくごく緩めの編み込みヘアー!
ひっつめることなく、すっきりとしたアップヘアーを実現します〈懸念点 : ただただ、難易度高し。編み込み練習中は、腕がちぎれるかと思うくらい〉!!
うん、まぁ分からんでもない……でも私は可愛いと思う。だからやめない。
美容とは、時として矛盾を孕むもの。
「薄毛対策とあせも予防」の関係と同じく、相反関係が顕著なのは「小顔マッサージとシワ予防」です。
プロの手による小顔マッサージが有効なのは言うまでもありませんが、残念ながら私は素人。
よっぽどうまくやらないと、シワができそうで躊躇します……
毎回本を見ながら厳密に行う几帳面さすら持たない私は、おそらく日に日に自分のやりやすいほう、楽なほうへと改悪すること間違いなしです。
【そんなウィンタータイプさんにオススメのセンテンス】
「髪とまつ毛ばっか増毛して、それ以外脱毛とか……都合のいいこと言ってんじゃねー」
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さ〜て、来週のふびじんさんは……?
Let'sふびじん骨格診断!!
あなたは
ストレートなふびじん?
ウェーブしたふびじん?
ナチュラルなふびじん?
の3本です!
顔➡︎アンパンマン
手➡︎クリームパンナちゃん
骨格➡︎食パンマン
奇跡のベーカリー体型を持つアラサー不美人さんの胸が、メロンパンナちゃんになるのはいつの日か──!
乞うご期待!
ではでは、来週もまたみてくださいね!
じゃ〜ん、け〜ん
うふふふふふ❤︎
サザエさんネタ、2回目です。すみません……
出産未経験の私が考える「大切な人が親になるということ」〈寄稿〉
この度、葉酸のチカラ - 葉酸サプリの摂取法など妊娠・妊活期におすすめランキングさまよりお声がけいただき、文章とイラストを作成する機会に恵まれました。
主に、将来妊娠・出産を希望される方々に向けたサイト。
妊娠中や授乳期の女性だけでなく、一般成人の健康維持にも必要とされる「葉酸」に関する情報が、独自の視点で分かりやすくまとめられています。
私が書かせていただいたのは、こちらの記事です⤵︎⤵︎⤵︎
私には、まだ子どもがいません。
そんな自分が、今回お届けできるメッセージとは……?
考えに考えた結果、辿り着いたのは
「確かに私は『親』になったことがない。けれど生まれてから今まで、『娘』をやってきた経験だけは十分すぎるほど積んでいる!」
……という気づき〈開き直りともいう〉。
子どもを迎えるための準備期間中は、「親」の立場で情報収集を行うことが多いのではないでしょうか〈もちろん個人差があるとは思いますが〉。
そんな中、たまには「大人になった娘」の立場からお届けする記事があってもいいはず……!
普段、私がブログで話題にするのは、主に自分に関する内容です。
ときたま家族を茶化したり、架空の人物を登場させる例外はあるものの、ほぼ毎回、自虐中心の浅〜〜〜〜い内容を、イイカゲ〜〜〜〜ンなイラストとともに、良く言えば軽く読み流せる、悪く言えば当たり障りのない無難な話題ばかりをお送りしています。
そんないつものブログ記事ですら、どこかで誰かを傷つけている可能性があることを忘れてはならないと感じています。
「誰も不快にならない文章」なんて、私には到底書けないけれど……それでも何かを発信したい……!
ただただ、私のワガママで、1年以上続いたブログ。
ましてや今回、思慮の浅い私が「妊娠・出産」という非常にデリケートな話題を扱うことで、せっかくご依頼いただいたサイトの大切な読者さまを、深く傷つけてしまうのではないか……
記事が公開された今も不安は尽きませんが、自分なりにしっかりと考え、私が今できることのすべてを出し切り、精一杯心を込めて書きました。
少し真面目に……
エンディングはホッコリと……
もちろん普段の私らしく、イラストたっぷり、自虐満載、ちょろっと「あるある」も交えつつ、いつも以上にパロディ盛りだくさん!!
こんな⤵︎⤵︎⤵︎調子でお送りしています。
サイト管理人のマリママさんには、打ち合わせと修正に何度もお付き合いいただき、異常なまでに凝り性な私の度重なるワガママを形にしていただきました。
お時間が許せば、ぜひご覧くださいませ!
リンクばかりで本当にすみません……!!
こんなファッション誌はイヤだ【9月号】
巻頭特集
外出後、後悔しない服選び❤︎
注)完全に編集長〈私〉仕様なので、皆さんの参考になることはまずありません。ご了承くださいませ。
今、まさに出かけようとしている大顔 & 首・手・足・指が太短い & 不美人 & ズボラ & ファッションに疎い ソコの貴女〈つまり私〉!!
その服装のまま外出するのは極めてキケン!
外出先でふと我に返り、恥ずかしい思いをしてしまうかも!
お出かけ前に、このYes/No診断で頭を冷やしてみませんか?
毎度おなじみ、「チャート診断なんかやってらんねーよ」という方のためのあみだくじもどうぞ❤︎
① 「本来なくてもいいもの」を、オシャレ目的で身につけていませんか?
頭のてっぺんから爪先まで、ばっちりキメるセンスがない!
「その辺にある服を着ただけなのにカッコイイ❤︎」が成立するほどの美貌も持たない!
そんなナイナイづくしのアナタ〈私〉だって、いつものコーデに新たなアイテムを取り入れたくなること……ありますよね!?
そんなとき必要不可欠なのが、
「これは決してオシャレではなく、実用性重視で身につけているのだ」
という大義名分!
「紫外線対策」なら堂々とできるはずの帽子も、「オシャレ目的」だと途端にソワソワし始めるアナタ。
そのまま街に繰り出せば、「私ごときがすみませんねぇ、あ、ハイ、今すぐ脱ぎますんで」といういつもの流れに陥ること請け合いです!
帽子の他にも大ぶりネックレスやスカーフ等、急にこっぱずかしくなって途中で外し、厄介な荷物と化したアイテムは数知れず〈しかもそういうときに限って、小さいカバンだったりする〉。
なお、編集F〈私〉は「なぜか華奢ネックレスなら平気でつけられる」という自己矛盾を抱えています。
② TPOに合っていますか?
カジュアル度が謎な結婚式の二次会。
会場となるカフェを検索し、写真や料理の内容を凝視するものの、どうにもベストなファッションラインをつかみかねているアナタ〈私〉。
一緒に行く友だちにメールしまくり、さらなる事前リサーチを重ねるも、結局「私だけなんか違う……」という残念な結果になりがちです。
今のところ、発見されている対処法はただひとつ、「自分が予想する『ベストなライン』よりも、ワンランクしっかりめの服装を選ぶこと」。
確かに、ハズしたときの「周りはラフなのに自分だけ気合入り過ぎ状態」は恥ずかしいものです。
しかし、「周りはちゃんとしているのに自分だけがみすぼらしい状態」のいたたまれなさに比べれば、幾分マシかと思われます。
③ 季節感は正確ですか?
ボルドー、カーキ、マスタード……
ニット、スウェード、フェイクファー……
様々な「秋」が溢れかえる街に、丸腰で乗り込んでしまったアナタ〈私〉。
そのときの惨めさといったらもう、筆舌に尽くしがたいものが……
とはいえ反対に、多少春めいてきたかな?……な〜んて淡色スプリングコート×肌色ストッキングではりきって外出したら、まだみんな冬仕様だったりすると、それはそれで照れくさいんですよね〈その後、風邪をひくパターン〉。
ちなみに編集F〈私〉は、
上半身➡︎ウールのコート
下半身➡︎素足
という最強ちぐはぐファッションで初デートに挑んだことがあります。
相手が付き合いの長い彼氏や女友達であれば、事情を話して帰るなり、買い物に付き合ってもらうなり、色々方法はあるけれど……
さすがに初デートでは言い出せなかった、「ええカッコしい」の私です〈今思えば、そのカッコのまま1日過ごすことのほうがよっぽど恥ずかしいですね〉……
➃ 慣れないファッションで、いきなり都会に乗り込もうとしていませんか?
最先端のアイテムや、初挑戦のコーディネート……
オシャレに気合いを注入したら、一刻も早く街に繰り出したくなる気持ちはよく分かります!
しかし、ひとまず落ち着いて。
まずはリハーサルがてら、失敗してもダメージの少ない近所のイ◯ンなどに出かけましょう!!
ただし、近所は近所で「知り合いにバッタリ遭遇しやすい」というリスクを孕んでいるため十分な注意が必要です!
⑤ 首が細長く、小顔で、手足が長いモデル体型を持っていますか?
ハイ、どうにもならない〜!
でも極論、これさえあればどんな格好でも、全裸とかじゃない限り「アリ」に分類されるという不条理……
人間はみんな平等だなんて、そんなの全部嘘っぱちだー!!
むしろ、吉◯ひなのちゃんなら全裸でも「アート」で済まされるかも。
その格好のまま交番の前を横切っても、
「ウンウン、なんか、前衛美術のインスタレーション的なモノかな……てちょっとキミ、待ちなさーい!」
の、「……」の間、30秒くらいは稼げるかも。
私の場合➡︎0.00001秒でお縄……
生活ページ
アラサー女性の「部屋着バージョン増加現象」
アラサーも後半に差し掛かってくると、「今まで気に入っていた服」と「自分の容姿」とのズレが徐々に広がってまいります。
「なぜか」似合わない。
「どこが」って分からない。
ただただ、「何かが違う」のです……
〈ホントは思い当たる節が2億節くらいあるのですが。体型とか肌とか。見て見ぬフリして、あえての「なぜか」〉
ということで、年々増殖する「なぜか似合わない服」の処分方法!〜編集F〈私〉Ver.〜
対策➊ 遠方に住む妹に送りつける
しかし、年の差わずか2歳。
私の年齢にそぐわない洋服は、すでに妹にも似合わなくなっていること多し。
対策➋ 部屋着にする
バックナンバーからもおわかりのように、部屋着のだらしなさに定評のある編集F〈私〉。
生まれてこのかた、実に32年の歴史を誇る私の「最低部屋着キャリア」に、新たな1ページが加わるときが来た……!!!
〜わたしの部屋着〜
パターン➊ ただのよろしくない部屋着
部屋着というか、ほぼ裸。
ボサボサヘアにも、ぴったりマッチ❤︎
パターン➋ 別の意味でよろしくない部屋着←NEW!
私の画力不足のせいで➋ も部屋着っぽく見えますが、実際にはかなりのキメキメファッション。
上質な服にそぐわないボサ髪とノーメイクが、より一層ヤバさを際立てる……
「お気に入りだから……」
「もったいないから……」
そんな理由で何年も温存されているうちに、いつの間にか主〈私〉は歳をとり、結局部屋着になり下がる羽目に……
嗚呼……可哀想な私のスナイデル〈2011年モデル〉。
外出着を部屋着にしたときの違和感 × 若いころに買った服を着た三十路過ぎ女の破壊力!
このコンボは最低であり、かつ最強です……!
「オシャレな服」と「オシャレな部屋着」とはまったくの別物であることを思い知らされる瞬間……!
オシャレな服➡︎整えられたヘアメイクと、相応の外出予定があってこそ映える。
オシャレな部屋着➡︎お風呂上がりのスッピン状態でも自然〈ただし美人に限る〉〈結局ソコですかい! 〉
この先、「どうしてもどちらかの格好で宅配便を受け取らなければいけない」という悲劇に見舞われるとしたら……
私は間違いなく、パターン➊で佐◯さんをお迎えするでしょう。
あ、でも下パンツのみはマズイな……
「お正月太り」だけでなく「お盆太り」もあるのかしら
お盆休み真っ只中〈……に更新するつもりが、かなり出遅れてしまいました〉。
一家団欒のお供に、こんな絵本はいかがですか……?
答え合わせと解説は、これまた一家団欒の定番、人生ゲーム風にお楽しみください❤︎
正解➋
ちなみに、
「普段出かける用事といえば、仕事とスーパーとコンビニくらい……」
……そんなインドアシスターズの皆さん!!
日々の生活に最低限必要な化粧品〈人によって様々かと思いますが、私の場合は日焼け止めや眉毛パウダーなど〉はともかく、チークやらハイライトやらキラッキラのアイシャドウやら、そんなのめったに使わないんだけど……という方、意外と多いのでは!?
しかしそんな私たちにも、ほんのたま〜に、ごくごくたま〜に、バッチリメイクをする機会が訪れる……
高校時代の友人と集まる…とか。
前の職場でお世話になった先輩の送別会に呼ばれた…とか。
➡︎なぜか「今の人間関係」よりも「昔の人間関係」においてのほうが、見た目に気合いが入りがちの法則
この一連の流れ、毎回めちゃくちゃもったいないですよね!?
そこで、そんなあなたにオススメなのがこちらです。
注)架空の商品です。
クリックしないようお気をつけください。
あなたの大切な時間と労力が無駄になります〈じゃあ載せるな〉。
正解➌
ちなみにみなさん、コレ⤵︎⤵︎⤵︎ご存知ですか?
この3点が、正三角形に近ければ近いほどセーフ……という垂れ乳チェック法です。
ところがところが……
アホな私はここ数ヶ月間、正しくはこの3点⤵︎⤵︎⤵︎で三角形を作るのが正解であるところ、
てっきりこの3点⤵︎⤵︎⤵︎だとばかり思い込んでおり
「イヤイヤ相当差し迫った事態じゃないですか!!」
……という不安と焦りと恐怖から、休日ノーブラ打率を9.99から7.48くらいにまで下げていました〈下がった状態でも怪物レベル……ドラフト1位どころか、おそらくメジャーでも無敵レベル……〉。
しかしそれが勘違いだと判明した今、私の休日ノーブラ打率は10.00を記録しました。
そして数年後、今度こそ勘違いではない、本気のノーアウト満塁、絶体絶命のピンチを迎えるであろうことが予想されます……
正解➍
太るときは真っ先に顔!
〈顔に肉がついて初めて太ったことに気づくだけで、実はすでにボディーにもひと通り肉がついた後……だったりもする……〉
横顔はまるで興福寺仏頭!
アムロちゃんサイズのピンが欲しいだなんて言わない!
せめて……せめて標準サイズのピンで人生を送りたい!
これまで日本人女性の顔面積〈ルビ:がんめんせき 意味 : 顔の面積〉平均の1.5倍程度だった私の顔デカレベル。
しかしたるみきったお盆休みを経て、そろそろ2倍へとレベルアップしつつある今……
なんなら男性を含めた日本人1億2000万人中300番くらいに食い込む自信がある現在……
社内報に部署の集合写真が掲載され、常務〈大柄・肥満体型〉よりも私〈小柄・太めではあるが、肥満ではない…〉のほうが大顔であることに気づいてしまったときの心のザワつきといったら。
「私の顔がデカイのは贅肉のせい」かと思いきや、実は「体型関係なく骨格自体がデカいのだ」という事実が判明したときの驚きといったら。
私も痩せればきっと小顔に……というわずかな希望が打ち砕かれた瞬間の衝撃といったら。
二重になりたい女の、戦いの記録
はーい!
ふび大現役合格コース、夏期特別講習をはじめまーす!!
例えばお会いしたことのないイラストレーターさんに、SNSアイコンに使用するための似顔絵を依頼するとして。
顔の特徴をつかむため、「あなたは一重まぶたですか? それとも二重?奥二重?」と問われたら、私は自分のまぶたの特徴を明確に答える自信がありません。
なぜなら私のまぶたは、「その日によって違う」から。
奥二重のまぶたを二重にしたくて、無理やりこねくり回したり……
太ったり痩せたり……
浮腫んだりしぼんだり……
そんな愚行を繰り返した結果、極めて不安定なまぶたへと仕上がってしまった次第です。
そう。
それはまるで、私の精神状態のように……〈ちなみに、筆跡が安定しない人は情緒も不安定って話は本当ですか。それなら私、ドンピシャですわ〉。
➊ 重たい奥二重〈パッと見ほぼ一重〉
➋ くぼんだ奥二重
➌ 幅狭めの二重
➍ パッチリ二重
➎ 幅広すぎ二重〈ガチャピン系〉
➏ 三重、四重、五重〈またはそれ以上〉
今思いつくだけでも、ザッと6パターンほど取り揃えております……
パクス・マブータ(ラテン語: Pax Mabuta(パークス・マーブータ))とは、「まぶたの平和」を意味し、まぶた帝国の支配領域(眼球島の北/眉毛海峡の南)内における平和を指す語である。
21世紀の日本の学者アラサー不美人(1984〜)が自らの幼少期を表現した造語。
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一重とか二重とか、そういう概念があることすら知らなかった平和な時代。
しかし幸せは長く続かないのが世の常というもの。
「プチッ……! ハッ……ふびじんちゃんにもらったスニーカーの紐が切れちゃった……」⬅︎死亡フラグ
小学校も高学年に差し掛かったころ。
ある朝、もともと奥二重だった自分の目が、寝過ぎか何かでたまたま幅広二重になっているのを発見し
「あれ!?私、なんかいつもよりちょっと可愛くない!?」
……な〜んて目覚めてしまったのが運の尽き
〈今思えば全日本国民的ブス少女コンテスト 審査員特別賞に選ばれるほどのブス。二重かそうでないかなんて、もはやどうでもいい問題〉
〈⬆︎あえてグランプリの座は他に譲っておく。で、その後グランプリ以上にブサイク道を極めるパターン〉
〈優勝者の「平家◯ちよ」より、落選組の「モー◯ング娘。」の方が売れるパターン〉。
それからというもの、「二重を定着させるための長い長い旅」が始まることとなります。
次章からは、二重の魔力に取り憑かれた1人の少女の闘いの歴史を紐解いていきます。
まぶたの贅肉移動時代(まぶたのぜいにくいどうじだい)とは、西暦1996年から1998年にかけて、ある少女のまぶたの上で起こった贅肉の移住の時代のことである。
これは思春期地域での贅肉量爆発、美意識変動、二重まぶた至上主義の蔓延などが要因とされる。
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まだアイプチ〈二重まぶたを作るための化粧ノリ〉の存在など知る由もなかったこの時代。
ただひたすら、地道なマッサージでまぶたのクセづけを試みる日々。
コレ、まぶたの皮膚を守るためにも、「優しく優しく」が鉄則。
ゆめゆめキツく押さえることのないよう、心がけていたはずなのですが……
日に日に感覚が麻痺して、最終的にはまぶたをグイグイこするのが日課に〈ダメ! ゼッタイ!〉。
東アイプチンド会社(ひがしアイプチンドがいしゃ)とは、思春期におけるアラサー不美人さんの二重まぶた事情に関する貿易独占権を与えられた特許会社。
二重まぶた至上主義下、特に高校時代のアラサー不美人さん偽造二重作成計画に極めて大きな役割を果たした。
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二重まぶたを目指す人、そのほぼ全員が一度は手にすると言っても過言ではない、ド定番のアレ。
伏し目になったときバレバレなのと、うたた寝したとき半目になるのがイヤでした。
アイプチ未使用時の顔は、誰にも見せたくなかったあのころ。
ニセモノ二重がバレるのはいいんですよ。
ただ、使用前の顔を見られるのがイヤなだけ。
修学旅行とか、ヒヤヒヤものです。
みんながまだ寝静まっている早朝、そーっと起きてアイプチ持って、トイレの鏡でコッソリと……ですよ。
しかしまぁ、同じくコッソリ起きてきた同志〈アイプチユーザー〉の多かったこと多かったこと。
また、しばらくアイプチを使用し続けることにより二重が定着する方も多いと聞きます。
ところが、残念ながら私のまぶたはヤワなノリなどいとも簡単に跳ね返す肉厚……いや肉圧……っっ!!
それでもホンモノの二重を夢見て、その後数年間、毎朝アイプチ片手に鏡の前へと直行する日々を続けました。
が、突如まぶたが荒れ始めたため、二重が安定するのを待たず、泣く泣く卒業の運びと相成りました。
爪い誉革命(つめいよかくめい)とは、西暦2004年から2005年にかけてアイプチ朝のフタエマブータ王ノリスティック2世が王位から追放され、ノリスティック2世の娘フビジン2世とその夫でネイル総督クセヅケ3世がフタエマブータ王位に即位したクーデター事件である。
これにより「脱★かぶれ章典」が発布された。
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しかしそのころには幸い〈?〉、爪で目頭を押さえるだけで二重が作れるようになっていた私。
ただこの方法、その日のコンディションに左右される率が高すぎるというか、成功した日と失敗した日の仕上がりの差が激しすぎるというか……
バッチリ幅広二重ができる日もあれば、「コレ、ほぼ奥二重やん」って日もある。
そのため、面接、デート、結婚式等の「勝負日」が近づくと、当日の二重の具合を案じて数日前からヒヤヒヤしたものです。
ちなみに、顔をくしゃくしゃにして笑ったとき等、まれに二重線がまぶたの肉に「ピコン」と弾かれてしまうことがありますが、そんなときは歌舞伎役者もびっくりの見得切りで二重を復活させると吉です。
ヒヤヒヤからの独立戦争(ヒヤヒヤからのどくりつせんそう)は、西暦2008年〜2010年までに起こった、ツメデクセヅケ王国とマイボツ王国東部沿岸のセッカイ領との戦争である。
2年間にも及ぶ激しい戦闘の末、ツメデクセヅケ王国が勝利をおさめた。
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アイプチ修学旅行といい、爪でクセづけ結婚式といい……
まぶたの調子にヒヤヒヤさせられっぱなし人生に嫌気がさして、もういっそ整形してしまおうか……と考えた時期。
整形が悪いこととは、みじんも思いません。
ただ、失敗の可能性を恐れて手が出なかったビビリ屋の私でございます。
しかしさ、なんか最近、二重の日本人多すぎません?
……とかなんとか、三流評論家みたいなことをほざくこの私も、まぶたをいじくりまくった日本人のうちの1人なんですけど。
むしろその代表格と言っても過言ではないんですけど。
でもこのアジア地域における二重人口の急激な上昇って、相当多くの東アジア人が、何かしらの方法で二重化を試みている証しみたいなものじゃないですか。
こすりまくって、たるんだり。
アイプチしすぎて、かぶれたり。
多少のリスクを負ってでも、手に入れたいのが二重の魔力。
あなおそろしや、おそろしや……
不安スッ…革命(ふあんスッ…かくめい)は、21世紀にフタエマブータ王国(シュウケイキョウフ朝)で起きた美容革命。
不美人史上の代表的な美容革命で、前近代的な「二重まぶた至上主義体制」を変革して「ありのままの姿見せるのよ社会」を樹立した革命のことを指す。
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「つけまつげを装着すれば、その間だけは二重になる」
「痩せたら / 思春期を過ぎたら、いつの間にか二重になっていた」
……世の中には、そんなステキまぶたをお持ちの方々もいらっしゃるようですが、残念ながら私のまぶたはそうでなかったようで。
また、30代も間近に迫り、責任ある仕事を任され始めるお年頃。
年々生活が慌ただしくなるのに反比例して、マツエクサロンからも足が遠のき、アイメイクは簡略化され、太ってまぶたは厚みを増しました。
気づいたころには目の大きさが、20代前半のころの半分に……
大げさじゃなく、本気で半分に。
正真正銘、ハーフ&ハーフに。
「女は目の大きさを自由自在に変えられるらしい」というあの都市伝説、あながちウソじゃなかったんだなぁ……と、身をもって体感した次第です。
それに伴い二重まぶたへの執着が薄れ、気づけば二重になるためのアプローチを、綺麗さっぱり手放していました……
子どものころって、「目が大きい=可愛い」と思いがちじゃないですか。
校内で目立つ子、可愛い子は、だいたい二重のパッチリ目だし〈まぁ「絶対」とは言い切れませんけど〉。
「二重こそが美人の条件!」
……少なくとも私はそう思っていました。
でも、そんな私も大人になり、ついに気づいてしまったのです。
一重か二重か、目が大きいか小さいかなんて、実は大した問題ではないということに。
世の中には「一重美人」と呼ばれる人が一定数存在し、「その方々は多くの場合、顔の輪郭もしくは骨格が美しい」ということに。
手前味噌ではありますが、ウチの夫がまさにその典型でして。
夫は地味な容姿で、かつイケメンとは言いがたく、かつ目立ったチャームポイントもなく、かつ存在に華もありません〈身内とはいえヒドイ言い草〉。
そのせいか、本人も自分の容姿に自信がないようで。
妻〈私〉のまぶたが単に「一重ではない」というその一点だけを根拠に、自分より妻の方が美形だと思い込んでいます。
でも実はそうじゃない。
そうじゃないんだなぁ。
夫は確かに完膚なきまでに一重です。
しかし、小ぶりな頭蓋骨、丸みを帯びた後頭部、細い鼻筋、適度に突き出すアゴ、それに伴い引っ込んだ口元…
そんな恵まれた骨格を持ったアナタのことが、実は死ぬほど羨ましいだなんて……
……悔しいから一生、教えてあげないんだからっっ!
巨大な頭蓋骨、ペッチャンコの後頭部、たくましい鼻筋、過度に引っ込んだアゴ、それに伴い突き出た口元……それでも毎日を一生懸命生きている。……生きざるをえない妻より、愛を込めて〈泣〉
……とまぁ、中途半端な惚気で終わるのはこのブログらしくないので、最後に定番の自虐を一発ぶちかましときますね。
ハイチース……モンスター〈集合写真を撮影する際、周りの人々より小顔に写るべく「ハイ、チーズ」の瞬間自分だけ一歩後ろに下がる恐ろしい妖怪。戦闘力53万〉が頻繁に出現する昨今。
この忌まわしき時代の流れに反し、我が妹〈超小顔〉&夫〈激小顔〉は、私〈鬼大顔〉と写真を撮る際、にわかには信じられない行動を示す!!
⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
彼らこそ、「ハイチース……モンスター」とは真逆の性質を持つ、心優しき「ハイチーズイッエンジェル」である……
あまりにもデカイ顔を持つ姉兼妻を気遣い、支え、引き立て、サポートする素晴らしい脇役精神。
これこそまさに……
ブスゾン不美人with B〈美〉骨格義兄妹!!
……二重に一切関係ないオチで、すみませんでした。
リバウンドだらけの我が人生
♪~♬~♪~♫~(オープニング曲)
矢瀬田井(以下: 矢)
みなさんこんにちは。
ダイエッターの生態を解明する『クローズアップ現ダイエット』。
司会の「た(T)べ(B)す(S)ぎテレビ放送」アナウンサー、矢瀬田井 洋(やせたい・よう)です。
リバウンド。
一般的に、減量に成功したダイエッターがキツイ食事制限の反動で食べ過ぎ行為に及び、ダイエット以前よりも太ってしまう現象を指す言葉として使われることの多い言葉です。
しかしその他にも、世の中には「リバウンド」と呼ぶべき現象が数多く存在しています。
本日は、解説に近現代リバウンド研究の第一人者、たべすぎ大学しんどい学部教授、アラフィフ不美人先生をお招きしました。
よろしくお願いいたします。
アラフィフ不美人教授(以下: 不)
よろしくお願いします。
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─────────────────────────
【矢】
それでは早速解説していただきましょう。
教授、本日最初にご紹介する「リバウンド」とは──?
【不】
まずは定番中の定番、「ダイエットにおけるリバウンド〜食事制限編〜」です。
こちらのグラフをご覧ください。
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─────────────────────────
「懐かしのダイエット」シリーーーズ!
【矢】
嗚呼……
日本リバウンド史上、これほどまでに分かりやすい対比があったでしょうか……!
これこそ、「ダイエットにおけるリバウンド」の黄金パターンと言えますね。
【不】
もちろん、たまに食べすぎる分にはまったく問題ありません。
ただ「1回やらかすと食べグセつく」ことこそが、リバウンドを引き起こす最大の要因と言えるでしょう。
【矢】
さて次の「リバウンド」は……?
【不】
はい。
ダイエット界において、「食事制限」と肩を並べるニ大巨頭のうちの1つ、「エクササイズ」の分野からも、1例ご紹介しましょう。
【矢】
コレはまた……
えらく息巻いていますね……
【不】
これは、約1ヶ月前のアラサー不美人さん〈顔隠して声の加工までしたのに、正体バラしてもうたがな〉の様子ですが、これからご覧いただくグラフは「まさにお約束」な経過を示します。
─────────────────────────
─────────────────────────
【不】
最初のうちこそ、張り切ってエクササイズに取り組むダイエッターたち。
しかし「そのエクササイズの動きが複雑であればあるほど、本やネットの図解だけでは分かりにくい」といったケースが数多く報告されています。
【矢】
その結果「果たしてこの動きで正解なのか」「本当に効いているのか」などと疑心暗鬼に陥りはじめ、元々のズボラな性格も手伝って、毎度三日坊主になる……
……というのがお決まりのパターンですね。
【不】
実際、監督者もしくは指導者不在の環境では、キツイ動きを自分の中で楽な方楽な方へと、知らず知らずのうちに改変している場合が多いものです。
この辺りに「トレーナーの存在」の偉大さが見てとれるのではないでしょうか。
【矢】
ちなみにアラサー不美人さん、ここ最近はある「小顔エクササイズ」に励んでいるようですが……?
【矢】
え……?
5歳の時に比べて身長は50センチ弱伸びているはずなのに、頭身バランスは相変わらず5頭身のまま……?
何かの間違いではないでしょうか?
え? コラ画像?
【不】
いえ、残念ながらこれで合っています。
加工ナシ、ドーピングナシの正真正銘マジ写真です。
成人後、早いもので干支を一回り。
そんな32歳のアラサー不美人さんがいまだ引きずる「頭身比率が5歳児」問題は、かなり深刻な状況にあると言えるでしょう。
ちなみに余談ですが、アラサー不美人さんの5歳当時の写真は、2015年度「ウチの子にしたくない-1ぐらんぷり」第1位に輝いたブサイクっぷりで有名です。
ブサイクを売りにしているお笑い芸人さんですら「かわいい〜」という声が客席から漏れるはずの5歳時写真。
しかしアラサー不美人さんの5歳時写真を見た瞬間、スタジオには史上稀に見る静寂が訪れること請け合いです。
例えるなら、「センター試験会場かアラサー不美人さんの5歳時写真みた後か」ってくらいの静寂が──。
【矢】
以上、ダイエット界におけるリバウンド「〜食事制限編」と「〜エクササイズ編〜」の解説をお送りしました。
【不】
さて、先ほどまでにご紹介した「リバウンド」とは、日々の抑圧された欲求が爆発した状態のことを指しますが、それとはまったく別のカテゴリーに属する「リバウンド」も存在します。
中でも代表的な「リバウンド」の例として、「高すぎる理想を追い求めるあまり、その反動から極端にやる気をなくし、平常時以上の怠けっぷりを発揮してしまう」というパターンがあります。
次のパネルをご覧ください。
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【不】
趣味、特技の分野における「リバウンド」の一例ですね。
アラサー不美人さんは、「熱しやすく冷めやすい」という言葉が服を着て歩いているような人間です。
入会金を支払っただけでペラペラになった気になり、足が遠のいた英会話教室。
まったく進んでいないのに、次号が続々と届く某資格の通信講座〈開封されることなく毎月高さを増すダンボールタワー……を見つめる夫の視線の冷たさといったらもう……〉。
「新しい自分に生まれ変わる! 」
これまで、アラサー不美人さんが幾度となく繰り返した宣言ですが……
英語ペラペラは夢のまた夢であることに代わり、彼女の発言の厚みがペラッペラなようです。
目標達成のため、使った金額が高ければ高いほど、また、その目標が大きければ大きいほど、挫折するまでのスピード……つまりリバウンド現象が顕著に現れる傾向にあります。
【矢】
これまた余談ですが、「アラサー不美人さんは自分に自信がなく、他人の評価を気にしすぎる性質が目に余る」との情報も入ってきていますが……?
【不】
はい。
例えば人から趣味を聞かれた場合、
「本を読むのが好き➡︎読書」
「服のコーディネートが好き➡︎ショッピング」
……等、自分の好きなモノ・コトから派生する行為を返答するのが一般的です。
しかしアラサー不美人さんタイプの場合、
就活に有利な趣味ってなんだろう?
➡︎とりあえず頭よさげに見せておけば無難か?
➡︎読書
「オシャレな女の子」っぽい趣味ってなんだろう?
➡︎とりあえずファッションに気を遣っている風を装いたい
➡︎ショッピング
また、反対に
合コンで好感を持たれる趣味はなんだろう
➡︎カネのかかる女と思わせないのが得策だ
➡︎「家でじっとしているのが好きです」
……等、趣味を「自己のキャラ付け」や「イメージ戦略」的に利用する傾向があります。
「本当に自分が好きなことは何か」ではなく「他人にどう見られたいか」ばかりを気にかけて趣味を選び続けた結果、いい大人になっても「自分が心の底から好きなこと」が分からないまま、半ばパニックに陥っている状態です。
【矢】
これは何というか……
どうにもこうにも手のつけようがありませんね……
【不】
それでは最後に、リバウンド現象の中でも「過度な投資の反動」分野に属しながらも、一味違った特徴を見せる、極めて珍しい例も紹介しておきましょう。
本人のやる気の有る無しに関わらず、否応なくリバウンドせざるを得なくなるパターンです。
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いやこのグラフ違うな……
リバウンド後は全項目「ゼロ」だな。
【矢】
「金で美を買う」系の典型的なリバウンドですね。
【不】
はい。
数年前、結婚披露宴直前のアラサー不美人さんの状態を表したグラフです。
これはまさに、「住宅購入時と結婚式前、金銭感覚崩壊の法則」!
「え?フラワーアレンジメントのアップグレードが8万?まーそれくらいならやっちゃうかー」
〈「8万」が「それくらい」だって……? 〉
〈普段、いつもより10円高いトマトを買う勇気すらないくせに……? 〉
「お料理もう1品追加で3000円?まーそれくらいならやっちゃうかー」
〈確かに1人分なら3000円かもしれない。しかし、招待客は何人だと思ってんだ〉
脳内フィーバー真っ只中のアラサー不美人さん。
この状態の彼女には、予算をはるかに上回る見積書の数字も、見えているようで見えていません。
この勢いで「一生に一度のことだから」と美容にもお金をかけまくり、数ヶ月後、正気に戻った彼女が目の当たりにする預金残高は……
私が何も述べずとも、もうみなさんお分かりでしょう。
その後の生活ではイヤでも節約を余儀なくされ、エステどころか基礎化粧品すら、ケチケチ使う羽目になる……
という悲しい結末を迎えることになります。
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♫~♪~♫~♬~(エンディング曲)
【矢】
さて、残念ながらそろそろ放送終了のお時間が近づいてまいりました。
教授、最後に何か一言いただけますか?
【不】
今回は時間の関係で、主に「努力→怠け」「やりすぎ→やらなさすぎ」方向に関するリバウンドのご紹介に終始することになりました。
しかし、世の中には「休みすぎて逆にダルい」「暇すぎてむしろ働きたい」といった、だらしなさとは真逆の「リバウンド」も存在します。
「勤勉に働くことこそがいいこと」とは一概に言えなくなっているこのご時世。
しかしアラサー不美人さんのように度を越した怠けグセのある方には、ぜひこちらの「リバウンド」作用をうまく活用していただき、1日も早い「脱・ズボラ人間」が望まれるところです。
【矢】
アラサー不美人教授、本日は誠にありがとうございました。
【不】
ありがとうございました。
【矢】
それではまた来週お会いしましょう。
感動の続編は、ネット配信チャンネル「ダメエット」にてお楽しみください。
夏のファッション「私のいらないものリスト」
注)すみません。この「私のいらないものリスト」、夏に限らず年中当てはまるかも……
以前の記事でも公開した、私の「Fubizonいらないものリスト」、日々更新中です。
本日は、その中から抜粋した「特にいらないもの夏Ver. 」を紹介させていただきます。
みなさん、よろしくお願いします〈何をどうお願いしているのかは不明ですが〉❤︎
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この世に存在するすべてのツーウェイをワンウェイへと変身させてしまうモンスター。
特徴 : 自分のファッションセンスのなさをうやむやにしたいがため、無駄にウェイウェイ騒ぐ。
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せっかくリバーシブルの洋服を買っても、十中八九使いこなせません〈結局どちらかの面しか使われることのないまま、その服は寿命を迎えることになります〉。
➡︎「着回し力抜群のリバーシブル」が、ただの「裏地がおしゃれな洋服」と化します。
➡︎でも、「見えないところのオシャレ」って、ある意味上級者じゃ……?
➡︎ウェーイ⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎
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店員さん :
こちらの、ロングスカート、なんとチューブトップワンピとしてもお使いいただけるんですよぉ〜❤︎
⬇︎
⬇︎
⬇︎
チューブトップワンピが、アッパッパーにしか見えない……
アッパッパー
〔名詞〕
おばちゃん〜おばあちゃん世代の女性が着るユルいワンピース風の何か。
例文 : アッパッパーを着た興福寺仏頭似の不美人が、焼き鳥の串を握りしめたまま全速力で駆け抜けていった。
〈アラサー不美人 2017年『随筆 蚊取り線香がものすごく中途半端に残ったとき、アナタはー?』ふびじん文庫. 〉
➡︎さらに上へとずり上げてオフショルダーワンピにしてみます
腕を通す袖はどうやって作ったのか? というご質問に関しては、誠に遺憾ながら今回はスルーさせていただきます。
➡︎電車に乗り、左手でつり革を持ちます。
➡︎そしてその姿勢のまま、少しでも右手をモゾモゾさせると……
オフショル部分がズボッとずり上がります。
➡︎オシャレなオフショルダーが、「小学生のプールの着替え用タオル」状態に早替わり!
➡︎アッパッパーおばあちゃんから水泳前の小学生へ、奇跡の若返り!
➡︎ウェーイ⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎
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忘れもしない高校時代。
お店で見たときはものすごく素敵に見えた、ノースリーブのカットソー……
当時の私的★最強オシャレスポットである「サティ的なマイカル〈なんのこっちゃ〉」にて購入した「ベージュにカラフルな極小ドット模様」のノースリーブカットソー……
それを夏休みの間、ちょっと都会の予備校に通うことになり、「おしゃれしなきゃ」と満を持して着用した……
しかし予備校帰りのファッションビルにある全身鏡で遠目に見た自分の姿が、どう見ても「ものすごいカラフルな無数の虫刺されアトを晒した、上半身すっ裸の少女」だったあの夏……
⬆︎イヤ、私の再現能力が低すぎるだけで、服自体はホントに可愛かったんですよ。
「やばい! 恥ずかしすぎる! 」
「一刻も早く帰りたい! 」
いくら心で叫んだところで、ここは都会のファッションビル。
自宅に到着するまでには、
➊ 帰宅ラッシュの地下鉄に10分間乗車し
➋ 同じく人で溢れた満員の電車に45分乗車し
➌ 実家の最寄り駅の繁華街を通り抜けてからの
➍ 50分間路線バスの旅
注)実家の僻地レベルがエグいですね
17歳の少女に背負わせるには、あまりにも厳しすぎる現実……遠すぎる道のり……
私にとって、その日の服装が気に食わなかったときの「今すぐ着替えられない環境」ほど精神を崩壊させるものはありません。
あれから早15年──
あんなにツライ思いをしたにもかかわらず、私は一体、何着のベージュを購入したことでしょう。
一体何度、同じ失敗を繰り返せば気がすむのでしょう……
しかーし高校時代に比べると、若干の財力を得たアラサーの私は強い……!
「世の中、カネで何とでもなる」という事実を知ってしまった……心の荒みきった三十路越えの女は強い……!
……ということで、手っ取り早くこの状況を打開するため、その場で差し色カーデを購入➡︎羽織りっっ
……
………
単なる「裸にカーデを羽織っている人」みたいになりました。
ちなみにそのカーディガンの前ボタンを閉じると、何故か余計に「ヤバイ人感」増しますよね。
「隠し」のエロティシズムの法則……?
って、いやいや「裸エプロン」じゃないんだからさ……
……世の中、「カネ」を持ってしてもどうにもならないことを知った、32歳の夏でした。
いや待てよ……
どうせ「裸エプロン状態」になるのなら、いっそのことぽっちゃりの禁忌「カーデ前ボタン全留め」とベージュインナーのコンボで、むっちりセクシー狙うのもアリか……?
【私的ベージュの服を選ぶときの 三か条】
➊ 出来るだけ体にフィットしないデザインを選ぶ
ベージュでも、膝丈のフレアスカートとかならさすがに裸には見えないだろう……という算段。
➋ 自分の肌の色から出来るだけ遠い色味のベージュを選ぶ
➌ 重ね着で「裸じゃないよアピール」をするなら、上に何かを羽織るのではなく、中に忍ばせた服をチラ見せする方向で
ベージュニットの下にシャツ、ベージュカットソーの下にカラフルキャミ等。
……でもさぁ。
「➋ 自分の肌の色から遠い色味のベージュを選」んでも、今度は「衣装の肌色部分が自分の肌の色と全然合っていないフィギュアスケート選手」っぽくなったりしますよね。
「そんな『ふんだんに施したスパンコール』とかにお金かけるよりも、まず自分の肌の色に合ったベージュ選ぼ? 」みたいなフィギュア選手風になったりしますよね。
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社会人になって1年目の夏。
ガッツリ男社会の業界で心細く働いていた私が、ベッタリ懐いていたツンデレ系美人の女性の先輩〈ツンデレ系美人/デキる女〉……
……に誘われて、終業後言われるがままに着いて行くと、そこは矯正下着のお店でした。
瞬く間に半裸にされ〈今回の記事、ハダカの話ばっかかよ〉。
体のあらゆるサイズを測られ。
笑みを浮かべつつ、にじり寄ってくる店員のお姉さん。
「いかがですか〜ぁ? 」
初対面でいきなりの「◯◯ちゃん」呼び。
まるで気心知れた10年来の友人であるかのような振る舞い〈イヤ、いいんですよ。別に私自分のこと「お客『様』」だなんて思ってないし、いいんですよ。いいんですけど……〉。
散々私の太ももをさすり上げ、二の腕を捻り潰してかき集めた贅肉を、ブラジャーに押し込めたお姉さん。
「毎日着用すれば、このお肉の位置を身体が覚えてくれますよ〜ぉ」
溢れる笑顔。
飛び出すお世辞。
ピリリと効かせる脅しのスパイス。
そしてついに、名言は生まれた。
「ふびじんちゃんの太ももはね、おっぱいなんだよ〜」←私が刻んだ32年の歴史の中で、最強レベルの謎発言!
……
………
今でも夏が来ると、毎年思い出してニヤリとしてしまいます。
「太ももはおっぱい」
もう!
面白すぎるから許そうではないか!
自分➡︎半裸状態
周囲➡︎スーツ×ばっちりメイクの美女軍団
誰もが自信喪失するであろう状況のもと、数時間にわたり契約を迫られまくったのはホントのホントにキツかったけど。
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ナンパ男・2秒後の悲劇
「あっ……しまった……おネエさんじゃなく、貧乳のオバさんだった……」
……じゃねえんだわ。
いやビキニ着ているときにコーラとか……飲めるわけがないんだわ。
「このお腹はコーラのせいよ、いつもはこんなんじゃないのにぃ」状態になるんだわ。
しつもん➊
なんでみんな、みずぎをきながら、うみのいえでごはんをたべられるのですか?
P.N. みずのむだけで「にんしん6かげつ」
しつもん➋
なんでみんな、ほんとはぜんぜんやばくないくせに、
「ぬいだら、おなかやばいからさー」
などといって、わたしをゆだんさせるのですか?
P.N. こうげきはさいだいのぼうぎょ
「私着痩せするタイプだから」とかなんとか言っていた友人のお腹が、「着」てなくても問題なく「痩せ」ていることが分かったときの、この、おいてけぼり感といったら……
「大好きなドラマに出演中の俳優がバラエティに出ていたので観ていたら、番組の最後の番宣コーナーで、実はそのドラマとはまったく別の新作映画の宣伝だったことが分かった……」ってときと同じくらいの、この、おいてけぼり感といったら……
「彼、彼女の心は、すでに新しい作品の方を向いているのね」みたいな、この、おいてけぼり感といったら……
今年も私に「夏痩せ」が訪れることはない
注)今回の記事、SONYさんのブルーレイプレーヤーをご利用でない方には一部分かりにくい表現があるかもしれません。
お詫びに、どなたにも馴染み深いであろう新聞のラテ欄も作りました。
ご査収ください。
なお、今回「夏痩せ」について書こうと思ったのは、みどりの小野 (id:yutoma233) さんからいただいた前回記事に対するコメントよりヒントを得たためです。
小野さん、ありがとうございます!
それでは本編をどうぞ⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
ロース、ロースロースー♪
ヒレより、ロースロースー♪
ヒーレーよーりー、ロースー♫
〈ハト飛ばそうと頑張ったけど無理でした〉
ドリンクバー➡︎メロンソーダのカルピス割り
自販機➡︎ミルクセーキ
紅茶には➡︎砂糖ドバドバ
スムージーは➡︎牛乳&バナナ〈オンリー〉
お中元で嬉しいものランキング!
1位 : マドレーヌ&フィナンシェ〈Yeahhhhh★〉
2位 : クッキーのカンカン〈フゥ〜〜〜♪〉
3位 : ゼリー&ジュース〈So cooooI‼︎‼︎〉
4位 : カニ〈嬉しいけど、殻を剥いてもらうトコまでセットだともっと嬉しい❤︎〉
5位 : そうめん〈うん、まぁ食べるけど…〉
6位 : 洗剤&タオル〈うん、まぁ使うけど…〉
7位 : ビール〈わしゃ…わしゃ下戸なんじゃ…〉
注)この場合の「お中元」とは、言うまでもなく両親宛てに届くもののことを指します。
ちなみに私が今の両親くらいの年齢になったとき、毎年お中元が届くような人間へと成長している確率は0.8パーセントです。
ナレーター : 「ぽっちゃり道」にかけては他の追随を許さない、小太りアドバイザー兼主婦のアラサー不美人プロはこう語る──
体型の変化について、他人の目を気にするかどうか……ですか?
そうですね。
ど近眼の私は、以前視力が両目1.5の夫に「近視ってどんな感じ? 」と問われたことがあります。
その際、「う〜ん……強いて言えば、磨りガラスを通して見た景色に似てる……かな? 」と表現したところ、夫いわく「え! その視界、なんかめっちゃエロいじゃん! 羨ましいなぁ……」とのこと。
おそらくソッチ系の映像作品で、磨りガラス越しのシチュエーションが多用されているのではないかと思われますが……
………
…………
まさか自分の「視界」というニッチな部分を誰かに羨ましがられる日がくるとは夢にも思っていなかったので少々驚きましたが、同時に「なんかありがとう」って思いましたね。
「私の視界、レーシックを受けない限りは一生エロいままなのか」と知ったとたん、冴えない自分の人生がちょっぴり華やいだような気がして(笑)
ともするとネガティブに捉えられがちな「近視」ですが、考え方次第でこんなにもハッピーになれる──
またひとつ、夫から大切なことを学んだ気がしました。
てことで、この先も磨りガラス越しに把握できる範囲での体型管理しかしないつもりですね
〈まったくの謎理論〉
〈夫全然関係ない〉
〈視界が磨りガラス越しっぽいのは、「他人」ではなく「アンタ」だ〉
〈しかし、お風呂に入るときや着替えのとき等、コンタクトさえ外しておけば自分のタルんだ身体を見て見ぬふりできる点は精神衛生上おトク〉
。
姑 :
ウチのチャーハンの具はカニだって、あれほど言っただろ!
サ◯キ〈演:アラサー不美人〉:
アイ……
シン……
あたしゃもう、岡◯の家に帰るよ……
姑 :
サ◯キ、あんた何言ってんだい!
サ◯キ :
え……?
食べるための理由探しだけは超一流❤︎
この〜機なんの器きになる気♫
〈合いの手 : やな予感〜〉
カロリー知らない糖分も♫
知らないモノを食べ〜悔や〜んでも遅い〜♫
〈合いの手 : 体・重・計!〉
なんと! 大阪市で特定の色の食べ物ばかりを摂取する女性を発見!
特派員 :
その方は、今どちらにいらっしゃるのでしょうか!?
玄 米子 :
ハイ、あそこで何かを頬張っている下膨れの女性なんです。
特派員 :
えぇ〜〜〜ッッッ!?
……
………
…………
特派員の見たものとは一体──!?
……続きは20年後!
それでは2017年のN原編集局長! および2本テレビアナウンサーのF井特派員!
よろしくお願いします!!
⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
F井特派員 :
いました! いましたよ!
謎の下膨れ女性、20年のときを経て、ついに発見されました!
早速聞いてみましょう!
貴女が食べているものは……?
何色の何!?
下膨れの女〈演:アラサー不美人〉:
白色の米!……ですがなにか。
玄米より白米。
トマトソースよりクリームソース。
黒砂糖より白砂糖。
……をこよなく愛する反ヘルシー女ですがなにか。