アラサー不美人の哀れな美容事情

「アラフォー不美人」に改名する機会を探り中。

強迫性障害の話。自分ルールがしんどくなってしまうとき

今回は病気の話です。
こういう話をちょいちょい書きますが、普段はただのアホなブログですし、今後もそれは変わりません。


ただ、病気カテゴリーのエントリーは、重い話になることが予想されます。
ご注意ください。


はじめに

人間、普通に生きていれば持病の1つや2つは誰にでもあって、私だけが特別とか、そんなことは絶対にありえないと思っています。


最初から病気を全面に出して、そのことを綴るためのブログを立ち上げているならまったく問題ないし、むしろ病気のことを知りたい方が読者になると思います。


むしろそこでは病気の話をすることが求められているわけで。


でも私の場合、病気のことをオープンにせずにこのブログを始めました。
病気の話をまったく求めていない方が毎日読みに来てくださっています。


それなのに、急に病気の話をするのはなんだか違うような気がして。
ずっと躊躇していました。


けど、毎日こうして自分の日常を書いていくうえで、やっぱりこれ以上は隠しきれないなぁと感じ始めました。


肌が荒れたくらいでここまでビビり、1年以上もそのことを引きずるのは、普通ではありませんよね。


実はこれ、私の「強迫性障害」のせいです。
私は摂食障害の他に、強迫性障害とパニック障害を経験しました。


摂食障害に苦しんでおられる方の中には、同じように強迫性障害にも悩まされている方が多いように感じるのは、私の気のせいでしょうか(医学に詳しいわけではないので、根拠は全くありません。ド素人の浅い考えです。申し訳ありません…)


摂食も強迫もパニックも、本当に色々々々々々々々々々々々ありすぎて。


「いっぺんに書こうとしようもんなら、もう一生日本語を組み立てる気力すらなくなるのではないか」というくらいにうんざりしそうなので、どれも小出しでちょこちょこ書いていきます。


カテゴリーを分けておきますので、同じ病気をお待ちの方そのご家族、そして、「どんな病気なんだろう? 」と少しでも興味を持たれた方に読んでいただけると幸いです。


強迫性障害とは〜私の場合〜

あることにこだわり始めると止まらなくて、ほんのちょっとしたことにも不安になってしまいます。


しかもそれだけではなく、「大丈夫だよね? 大丈夫だよね? 」と、何度も何度も何度も何度も何度も…∞


確認してしまうんです。


時には、周りの人を巻き込んだ確認行為が始まることもあります。


症状の酷い頃は、その確認行為に1日の大半を費やしていました。
病気がかなり良くなってきた最近では、そういうことはほぼなくなったのですが。


確認行為をしていない時もずーーーーーっっっっと、頭の中で「アレやったよね? 忘れてないよね? 失敗してないよね? 」と、四六時中頭の中がグルグルグルグルしてしまっていました。


そりゃもう、本当に、四六時中。


例えるなら私の中に、現実世界と強迫世界(と、私は呼んでいます)、この2つの世界があるような感じです。


私はずっと強迫世界の中で生きていて、現実世界は同時進行しているまったくの別世界。


あくまで、私の中でのメインは強迫世界。


家族と喧嘩した時も、入試に合格した時も、就職が決まった時も、待ちに待った結婚式も、大切な人のお葬式も。


どんなに嬉しいことも、どんなに悲しいことも、どこかずっと上の空でした。


人生の特別な節目のときだけではありません。
何気ない日常も含めて、ずっとずっとずっと。


私だって、喜びも悲しみも怒りも、しっかりと全身で味わいたいです。
表現したいです。


でも、いつもこの現実世界にいる私は、半分の私なんです。
残り半分の私は、強迫世界にいるから。


今、この現実世界で、学校に行ったり、会社に行ったり、誰かと話したりしている私は、半分の私。


残りの半分は、同時進行で1秒も休みなく、強迫性障害から来る確認行為に取り憑かれていました。



「それなら私は、私の人生を半分しか生きていなかったことになるんだなぁ」


そう気づいた時……こんな人生、もう限界だと思いました。


発症のきっかけ

初めて自分の強迫的な確認行為に気がつき、息苦しいと感じたのは、小学6年生の時だったと記憶しています。


これは、摂食障害を起こした時期とも重なります。
私の場合、この後19年もの間、この2つの厄介者(+のちにパニック障害)と人生を共にすることになりました。


その頃、私はクラスから孤立していて。
全然そんな、イジメとか深刻なもんでも大げさなもんでもないのですが。


まぁ、ちょっと悪さを覚えた小学校高学年くらいの年齢によくありがちな話で、学校にこっそりお菓子を持ってくることが流行っていたんですよね。


でも、クラスでたった1人だけ…
私だけは、持って行かなかったんです。


決して優等生だったとか、そういうわけではないんです。


12歳にしてすでにダイエット依存にハマりかけていた私にとっては、お菓子は「制限すべきもの」になっていて。
だから、持って行きたくても持って行くことが出来ませんでした。

イヤな小学生ですよね(笑)


ところがある日、休み時間にみんながお菓子を食べていることが先生にバレて、問題になりました。


定番の学級会が開かれます(笑)


これまた定番の「顔を伏せて手を挙げてください」的なものも行われます(笑)


「この中で、『私はお菓子を持ってきてないよー』って人、手を挙げてくださーい! 」


揃って机におでこをくっつけているクラス全員に向かって、そう呼びかける先生。


そんな中、私は………


……バカ正直に挙手してしまいました……


アホかー!
そこは空気読めよ!!
アンタ、それバレたらハブられるで!!!


今となってはそう思えますが、当時はそこまで先を読む能力がありませんでした。


そういうのって、いくら先生が内緒にしたってなぜかバレるのにね。


案の定私が1人責任逃れをしたことはどこからともなくみんなに知れ渡り、主に女子から反感を買ってしまい。


居場所を失った私は、そのまま地域の公立中学に進学するのが怖くなりました。
お得意の「イヤなことからは即逃亡」スキルを存分に発揮し、私立中学を目指すことに決めて密かにガリ勉するようになったんです。


結局、その希望はあっさり親に却下され、受験することすら叶わず公立に進学することになったのですが……


さもありなんですよね。
ごく一般的なサラリーマン家庭の小学生が勝手に自分だけの判断で私立目指すとか、現実的じゃないと思います。


まぁそのことはどうでもいいのですが、その勉強中、自分の様子が少しおかしいことに気がつきました。


いつの間にか、勉強をしてない時にも、公式や暗記項目が頭の中をグルグルと回るようになっていたんです。


手が空いた時間に、さっと頭の中で復習する程度なら、まったく問題ないと思いますが………私は何かが違っていました。


「ああして、そうして、こうやった。その時、ああやった。あれもした、これもした。だから大丈夫! 絶対大丈夫! 」


こんな自分流の細かいチェック項目と厳しい行動ルールを決めて。
ルーティーン化した思考パターンを作り上げて。


そして、そのルーティーンを一通り頭の中で済まさないことには、次の行動に移ることができなくなってしまいました。


その時にやるべきことを犠牲にしてまで。
とにかくあらゆる動作を止めて。
その場に立ち尽くして、耳を塞いで目を閉じて。


回数や順番を間違えたら、また最初からやり直しなんです。
途中で邪魔が入ると、猛烈にイライラしていました。


発症、その後

それ以降、鍵の確認、不潔恐怖など、時期によって形を変えながらも、ずっと強迫行為から逃れることができませんでした。


今まで、摂食障害の症状も良くなったり悪くなったりを繰り返してきたのですが、摂食の症状が和らいだときには、例外なく他の強迫行為が酷くなっていて。


つまり、私の場合、摂食障害も強迫性障害の症状の一種で、摂食障害が良くなっているわけではなく、その時たまたま他の強迫行為へと意識が向いてるだけだったのです(繰り返しますが、あくまで「私の場合」です)。


摂食障害については薄々「もしかして」と感じ初めてはいたものの、まさか自分のこの確認行為が病気から来ているとは思わず…


24歳くらいまで騙し騙し過ごしていたのですが、ひょんなことから会社の産業医の精神科で受診して、「摂食障害」と「パニック障害」、それから「強迫性障害」という3つの診断を受けることになりました。


私の一番根っこにあるのは「強迫性障害」。


これがあるから、摂食障害やパニック症状が若干収まる時期が何回かあっても、結局は根本解決に至らなかったのだと。


医師からそう指摘された時は、目からウロコでした。


もちろん、摂食障害にもしっかりと向き合わなければいけない。
けれど、同時に、強迫的になりやすい考え方そのものをどうにかしなければいけない。


そういうことだったんです。


今現在。まとめ

現在はすべての症状が、徐々に快方に向かっています。


ただ、強迫性障害はいまだに顔を出すことも多く、摂食障害、パニック障害も「絶対に再発しない」と言い切る自信はありません。


これ以上書くとキリがないのでこれで終わりますが、ダイエット依存の話、摂食障害やパニック障害克服の話、その後の体型維持についてなども、今後ちょいちょい書いていけたらと考えています。


長文を読んでくださった方、貴重なお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。


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