「部屋着がカワイイ女」には一生なれないかもしれない問題
この世に生を得て早32年……
挫折は星の数ほどあれど、ここまで何度も玉砕したチャレンジはナイと思ふ……
……そのチャレンジとはズバリ、亭主改造計〜画〜!!……で〜は〜な〜く〜……
アラサー女の部屋着改造計〜画〜!!
「家でもカワイイ格好でいよう」
幾度となくそう思い立つわけです。
思い立つんですけど……
なんということでしょう……!!
この華麗なる逆ビフォーアフター。所さんの目もテンになるってもんですわマジで。
イヤ、毎回そこそこ強い決意を持ってチャレンジするにはするんですよ。
まぁ「ダイエットは明日から」くらいの生ぬるい決意ですけど〈ソレ、むしろ決意弱い系のやーつ〉……
しかし、何度挑戦しても逆戻り。
あ〜あ、なんとまぁ、こんなところにまでホメオスタシスが保たれるなんて……
いくら「カワイイ部屋着」を追求したところで、人間の本能である恒常性が働き、本来の姿であるところの「ダサい部屋着」に舞い戻ってしまうのか……
やだよぉ。
「カワイイ部屋着」が「恒常」になりたいんだよぉ。
あ、それか、ダイエットで言うところのリバウンドみたいな……?
それならまさに私、「カワイイ部屋着界」のリバウンド王ですわ。
リバウンド王ふびじん!!
諦めたらそこで試合終了ですよ。
安西先生、マトモな部屋着が着たいです……
←いつの間にか発言者変わってますけど。
でもさぁ、カワイイ部屋着を着たときって相当シアワセ感じるんですよね実際。
めちゃくちゃ気分アガるのは確かなんです。
「私ちゃんとしてる……! 」みたいな。
「誰か見て……! 」みたいな。
「コレで竹野内豊似の彼氏が突然訪ねてきても安心……! 」みたいな〈せいぜい待っておくがよい。その体、朽ち果てるまで〉〈チーン〉。
「多い日の夜も、朝までモレ安心……! 」みたいな〈←!? 〉。
いやでも、実を言うと本家ジェラ◯ケは着たことないんですけど……
もし着ちゃった日にゃ〜私、その格好で表参道とかひたすら練り歩くと思います。
一世一代のジェラ◯ケを身にまとっているにも関わらず、誰に見せるわけでもなく部屋に1人とか……とてもじゃないけど我慢できないと思います。
だってだってジェラ◯ケってさ、全身揃えようもんなら、私の持っているどの勝負服よりも高くつきやがるでやんのー!!!
しかも、部屋着のクセして手入れに手間がかかりすぎる……!!!
大都会のど真ん中、もし部屋着姿でモデルウォークするアラサー女を見かけたら、私だと判断していただいてまず間違いございません。
「通常営業で部屋着がカワイイ女」という果てしない夢を追い続けた結果、職質という未知の大空駆け巡ることとなった哀れな女の末路。
どうか笑ってくださいませ。あゝ。
で、原点に立ち返り、「そもそもなぜカワイくない部屋着が手元に存在するのか」について今一度考察した結果、
【仮説1】
今日こそ部屋着を購入しようとユ◯クロを訪れるものの、ついつい毎回新作の外出着に目を奪われてしまい、結局予算オーバーしてしまうため部屋着を購入するに至らない。
【仮説2】
洋服を捨てるタイミングが分からない為、着古した外出着を部屋着に格下げしてしまう。
【仮説3】
帰省した際、寝巻きを忘れたことが発覚。父親のフリースを借りたところ、思いの外着心地がよく、そのまま借りパクしてしまう。