ルーズソックス派? 紺ソク派? 【イケてる女子グループシリーズ中学高校編】
1990年代半ば〜2000年代前半、中高生だった女性のみなさま!!
あなたはルーズソックス派でしたか?
紺のハイソックス〈以下「紺ソク」〉派でしたか?
そして同年代の男性のみなさま!!
あなたは、どちらの派閥の女子がお好みでしたか?
……同年代だけどどっちでもねーわっ!! チャラチャラキャピキャピしやがって……と思われた方、心よりお詫び申し上げます。
おっしゃる通り、ワタクシ、チャラキャピしておりました……
通っていた中学校は校則で「靴下は白」と決まっていたため、否応なくルーズソックス派。
高校生になり、晴れて紺ソクデビューしたという流れでござんした……
★メリット
⚫︎「流行に乗っかっているア❤︎タ❤︎シ」的な満足感を得ることができる
⚫︎「今しか履けない」感
〈ハイソックスは学生でなくても履けるからね! アラサーがラルフの紺ソク……は厳しいけどね(笑)〉
⚫︎冬、暖かい
〈コレは本当。他の靴下はもう履けなくなります!! 〉
⚫︎素材が分厚いため、破れにくく長持ちする。
⚫︎もし破れても、足首より下の部分を切ってレッグウォーマー風にし、普通の白靴下にかぶせれば再利用可❤︎❤︎
⚫︎白なので、汚れた場合は漂白すればOK!!
★デメリット
⚫︎洗濯した後、絶望的に乾きにくい。
⚫︎同じ理由で、雨や雪の日は悲惨。ビショビショのドロドロ。
重さMAX、足枷感ハンパない。
奴隷かよ。オシャレの奴隷。
⚫︎単価が高い。
スーパールーズって2000円近くしませんでした?
だから、破れてもそう簡単には買い換えられないのだっっっ!!!
⚫︎いつものサイズの靴がキツくなる。
⚫︎夏、暑い
〈逆もまた真なり……〉
★ブランド
ほぼ「E.G.スミス」の一人勝ち。
定番は110センチ丈だったかな。
★種類
2タイプに分類される。
【オーソドックス型】
リブ編みっぽくなっていて、細かいシワをたくさん寄せて履くタイプ。
【ゴム抜き型】
ほんまもんのダルンダルン。
ゴム抜きルーズは、ガチなギャルの証だったなぁ……
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新品は、履く前に思いきり伸ばしまくります。
丸めた雑誌〈『セブンティーン』とか〉を内部に押し込んで、一晩おくとよく伸びました〈サンタかよ〉。
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ただし、ルーズソックス派に所属するならそれなりの覚悟が必要。
中途半端に校則を意識すると、超絶ダサくなります……
【イラスト左】
潔く裾を切って作ったミニスカートは、プリーツがとても綺麗。
コンパクトなスカートとボリューム満点のルーズソックス〈通称スーパールーズ〉
……この絶妙なバランスがミソ!!
【イラスト右】
叱られない程度に短いスカート〈膝丈くらい? 〉。
スカートの裾を切るほどの度胸はなく、ウエスト部分を数回折り曲げているため、プリーツがもたついて非常に汚い。
……でも今見ると、スカートが長い方が今風で可愛いかも……
時代が私に追いついたってことか……黙らっしゃいっっっ!!!
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履き方としては、ふくらはぎの一番太いところで止めるのがバランス的にベストだったと記憶しています。
足が細く見えるので❤︎
〈……冷静に考えると、全然細く見えない。むしろアフリカゾウの脚を彷彿とさせる存在感……〉
そこで、ルーズソックスに欠かせないのが「ソックタッチ」。
要は靴下がずり下がってくるのを防ぐため、皮膚と靴下をくっつけておくノリです。
これがまた肌荒れしまくるんだ(笑)
けど、やめられないとまらない(笑)
コレね。
どことなくフルーティーな、ノリらしからぬ匂いがしませんでした?
めっちゃ好きやったんですけど。
で、靴下を脱ぐときの、接着部分がペリペリっと剥がれる感じも好きでした。
分かる方には分かると思うのですが、脱いだ後、脚に残ったノリのかたまりを指で擦ると、スネ毛も一緒に抜けるんですよね(笑)
話逸れますが、「アイプチ〈二重まぶたを作るための化粧品〉」にも、似たような思い出が。
いわゆる「パッチリ平行二重」に憧れていた中学、高校時代。
アイプチを愛用していたのですが、まぶたにノリがつきすぎると不自然になるため、事前に左手の親指にハケを滑らせて、余分なノリを落とすんですよ。
で、しばらくしてから指に固まったノリをソックタッチと同じ要領で擦ると、今度は指毛が抜けるっていう(笑)
コレ、今でもたまに思うのですが、ソックタッチなりアイプチなりを全身に塗りたくって速攻乾かし、一気に擦りまくったら、夢の全身脱毛が実現するのではないかと……〈良い子も悪い子も善人も極悪人も救世主も、絶対に真似しないでください〉。
ちなみに余談ですが、ソックタッチが切れたとき、このアイプチで代用できます(笑)
中にはスティックのりを使っていたツワモノも……
★メリット
⚫︎清楚感バツグン
⚫︎大人ウケもバツグン
⚫︎洗濯してもすぐ乾く
⚫︎夏、ムレにくい
★デメリット
⚫︎冬、寒い
⚫︎ローファーに擦れてかかと部分がすぐ破れる
〈破れに気づかず丸1日過ごしてしまったときのショックといったら……〉
⚫︎色褪せるとみすぼらしさ満点。
★ブランド
主に「ラルフローレン」、「イーストボーイ〈ラルフに比べるとちょっと安い〉」など。
変化球で「アーノルドパーマー」「ラコステ」など。
傘やワニのワンポイントが「ツウっぽさ」を演出。
ちなみにどんなブランドでもいいけど、とにかくワンポイントは必須です。
ただのワンポイントと侮るなかれ。
あの小さなマークが目の錯覚を起こし、その結果少なからず脚が細く見えるのだ!!!
……切実っっっ!!!
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私の場合、高校生になってからは主に紺ソク派でした。
ただ、紺ソクは親ウケ、先生ウケ、男子ウケも良く清潔感もある反面、耐久性がなさすぎる。
ルーズソックスに比べると格段に薄手な分、穴が開きやすく、濃いめの紺色は洗濯や紫外線によって色褪せやすいんですね。
また、長く履いているとゴム部分が緩み、結局ソックタッチが必要になったりします。
そして何より、冬場寒すぎる。
多くの女子が、真冬は防寒目的で急遽ルーズ派に鞍替えしておりました……(笑)
イヤ。
だっておかしくないですか!?
胴体部分は何枚も重ね着しているのに、足元だけは裸同然って、どう考えてもおかしいですよね!?!?
自ら選んだ私服ならまだしも、制服ですよ。
女子ってだけの理由で、真冬にもかかわらず「足元ヌーディスト」を強制されるのっておかしいですよね!?!?!
ひでぇっす。
そりゃねぇっす。
たとえスカートを長くしても、下から冷たい空気が入ってくることに変わりなし……
ぬぅわにが「女の子なんだから体を冷やさないように……」だ!!!!
ちゃんちゃらおかしいぜ〈でも、「じゃあ今年から女子の制服もズボンにします」って言われたら、それはそれでイヤかも…(笑)〉。
そういう意味でも、ルーズソックスは女子高生の味方でした。
最近ルーズソックスブーム再来との噂を耳にしますが、いわゆるガッツリ「スーパールーズ」の女子高生を見かけることはありません。
今、彼女たちは一体どんな防寒対策を講じているのでしょうか…
そういや、複合型もいましたよね!!
ルーズソックスの下に履いた紺ソクをチョイ見せするっていう。
オシャレ目的でもあり、「先生に見つかりそうになった際、電光石火のスピードでルーズを脱げば、瞬く間に紺ソク姿になれる」といった実用性もある素晴らしいアイデアでした。
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ああ。
最近、「ブログで懐かしい話をしては、皆さまとキャーキャー盛り上がる」というのがある種の生き甲斐になってまいりました……
毎回話が長くなりがちなのがどうにもいただけないのですが、今後とも、お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。