こんなファッション誌はイヤだ【9月号】
巻頭特集
外出後、後悔しない服選び❤︎
注)完全に編集長〈私〉仕様なので、皆さんの参考になることはまずありません。ご了承くださいませ。
今、まさに出かけようとしている大顔 & 首・手・足・指が太短い & 不美人 & ズボラ & ファッションに疎い ソコの貴女〈つまり私〉!!
その服装のまま外出するのは極めてキケン!
外出先でふと我に返り、恥ずかしい思いをしてしまうかも!
お出かけ前に、このYes/No診断で頭を冷やしてみませんか?
毎度おなじみ、「チャート診断なんかやってらんねーよ」という方のためのあみだくじもどうぞ❤︎
① 「本来なくてもいいもの」を、オシャレ目的で身につけていませんか?
頭のてっぺんから爪先まで、ばっちりキメるセンスがない!
「その辺にある服を着ただけなのにカッコイイ❤︎」が成立するほどの美貌も持たない!
そんなナイナイづくしのアナタ〈私〉だって、いつものコーデに新たなアイテムを取り入れたくなること……ありますよね!?
そんなとき必要不可欠なのが、
「これは決してオシャレではなく、実用性重視で身につけているのだ」
という大義名分!
「紫外線対策」なら堂々とできるはずの帽子も、「オシャレ目的」だと途端にソワソワし始めるアナタ。
そのまま街に繰り出せば、「私ごときがすみませんねぇ、あ、ハイ、今すぐ脱ぎますんで」といういつもの流れに陥ること請け合いです!
帽子の他にも大ぶりネックレスやスカーフ等、急にこっぱずかしくなって途中で外し、厄介な荷物と化したアイテムは数知れず〈しかもそういうときに限って、小さいカバンだったりする〉。
なお、編集F〈私〉は「なぜか華奢ネックレスなら平気でつけられる」という自己矛盾を抱えています。
② TPOに合っていますか?
カジュアル度が謎な結婚式の二次会。
会場となるカフェを検索し、写真や料理の内容を凝視するものの、どうにもベストなファッションラインをつかみかねているアナタ〈私〉。
一緒に行く友だちにメールしまくり、さらなる事前リサーチを重ねるも、結局「私だけなんか違う……」という残念な結果になりがちです。
今のところ、発見されている対処法はただひとつ、「自分が予想する『ベストなライン』よりも、ワンランクしっかりめの服装を選ぶこと」。
確かに、ハズしたときの「周りはラフなのに自分だけ気合入り過ぎ状態」は恥ずかしいものです。
しかし、「周りはちゃんとしているのに自分だけがみすぼらしい状態」のいたたまれなさに比べれば、幾分マシかと思われます。
③ 季節感は正確ですか?
ボルドー、カーキ、マスタード……
ニット、スウェード、フェイクファー……
様々な「秋」が溢れかえる街に、丸腰で乗り込んでしまったアナタ〈私〉。
そのときの惨めさといったらもう、筆舌に尽くしがたいものが……
とはいえ反対に、多少春めいてきたかな?……な〜んて淡色スプリングコート×肌色ストッキングではりきって外出したら、まだみんな冬仕様だったりすると、それはそれで照れくさいんですよね〈その後、風邪をひくパターン〉。
ちなみに編集F〈私〉は、
上半身➡︎ウールのコート
下半身➡︎素足
という最強ちぐはぐファッションで初デートに挑んだことがあります。
相手が付き合いの長い彼氏や女友達であれば、事情を話して帰るなり、買い物に付き合ってもらうなり、色々方法はあるけれど……
さすがに初デートでは言い出せなかった、「ええカッコしい」の私です〈今思えば、そのカッコのまま1日過ごすことのほうがよっぽど恥ずかしいですね〉……
➃ 慣れないファッションで、いきなり都会に乗り込もうとしていませんか?
最先端のアイテムや、初挑戦のコーディネート……
オシャレに気合いを注入したら、一刻も早く街に繰り出したくなる気持ちはよく分かります!
しかし、ひとまず落ち着いて。
まずはリハーサルがてら、失敗してもダメージの少ない近所のイ◯ンなどに出かけましょう!!
ただし、近所は近所で「知り合いにバッタリ遭遇しやすい」というリスクを孕んでいるため十分な注意が必要です!
⑤ 首が細長く、小顔で、手足が長いモデル体型を持っていますか?
ハイ、どうにもならない〜!
でも極論、これさえあればどんな格好でも、全裸とかじゃない限り「アリ」に分類されるという不条理……
人間はみんな平等だなんて、そんなの全部嘘っぱちだー!!
むしろ、吉◯ひなのちゃんなら全裸でも「アート」で済まされるかも。
その格好のまま交番の前を横切っても、
「ウンウン、なんか、前衛美術のインスタレーション的なモノかな……てちょっとキミ、待ちなさーい!」
の、「……」の間、30秒くらいは稼げるかも。
私の場合➡︎0.00001秒でお縄……
生活ページ
アラサー女性の「部屋着バージョン増加現象」
アラサーも後半に差し掛かってくると、「今まで気に入っていた服」と「自分の容姿」とのズレが徐々に広がってまいります。
「なぜか」似合わない。
「どこが」って分からない。
ただただ、「何かが違う」のです……
〈ホントは思い当たる節が2億節くらいあるのですが。体型とか肌とか。見て見ぬフリして、あえての「なぜか」〉
ということで、年々増殖する「なぜか似合わない服」の処分方法!〜編集F〈私〉Ver.〜
対策➊ 遠方に住む妹に送りつける
しかし、年の差わずか2歳。
私の年齢にそぐわない洋服は、すでに妹にも似合わなくなっていること多し。
対策➋ 部屋着にする
バックナンバーからもおわかりのように、部屋着のだらしなさに定評のある編集F〈私〉。
生まれてこのかた、実に32年の歴史を誇る私の「最低部屋着キャリア」に、新たな1ページが加わるときが来た……!!!
〜わたしの部屋着〜
パターン➊ ただのよろしくない部屋着
部屋着というか、ほぼ裸。
ボサボサヘアにも、ぴったりマッチ❤︎
パターン➋ 別の意味でよろしくない部屋着←NEW!
私の画力不足のせいで➋ も部屋着っぽく見えますが、実際にはかなりのキメキメファッション。
上質な服にそぐわないボサ髪とノーメイクが、より一層ヤバさを際立てる……
「お気に入りだから……」
「もったいないから……」
そんな理由で何年も温存されているうちに、いつの間にか主〈私〉は歳をとり、結局部屋着になり下がる羽目に……
嗚呼……可哀想な私のスナイデル〈2011年モデル〉。
外出着を部屋着にしたときの違和感 × 若いころに買った服を着た三十路過ぎ女の破壊力!
このコンボは最低であり、かつ最強です……!
「オシャレな服」と「オシャレな部屋着」とはまったくの別物であることを思い知らされる瞬間……!
オシャレな服➡︎整えられたヘアメイクと、相応の外出予定があってこそ映える。
オシャレな部屋着➡︎お風呂上がりのスッピン状態でも自然〈ただし美人に限る〉〈結局ソコですかい! 〉
この先、「どうしてもどちらかの格好で宅配便を受け取らなければいけない」という悲劇に見舞われるとしたら……
私は間違いなく、パターン➊で佐◯さんをお迎えするでしょう。
あ、でも下パンツのみはマズイな……